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明日の風の吹く場所から・・

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Oct 30, 2005
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カテゴリ:エッセイ
今日という日が終わっていく。

小さな灰色猫のミーはにじむ様に沈んでいく夕日を見つめていた。
それは大好きな青い三角の屋根の上だった。

それは毎日の本当に些細な出来事なんだけれど、
少しだけ悲しくて美しい出来事。

ミーは思った。
この光を私は明日も受けていられるのかしら。

仲間たちが遠くで愛をささやきあっている。
私は今日という日をどんな風に生きてきたの?

この小さな手は何を捕まえてきたの?
この瞳は何を見つめていたの?

たくさんの生きものたちの魂がミーには見えた。
きらきらとこの一瞬だけは魂が輝いている。

今日という日を生きてこれたこと、明日を待ちわびること。
時の汽車が音を立てながら、魂たちを客車に乗せて
暮れていく空へと舞い上がる。

さあまた新しい旅が始まるよ。
かけがえのない一日という旅が。。





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Last updated  Oct 31, 2005 01:16:23 AM
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