テーマ:今日聴いた音楽(75560)
カテゴリ:エッセイ
今日「受験の神様」というドラマをなんとなく見た。
http://www.ntv.co.jp/juken/story/01.html 中学受験のためになんとしてでも息子を勉強させて成績を上げたい。 そのために「受験の神様」と言われる伝説の女子中学生に家庭教師を頼むのだった。 その「世の中には公平なことなどない。」とか「人はいつも誰かを利用している。」とか、奇麗事ではないけれど、世の中にある真実を見つめた冷たい瞳が印象的な面白いストーリーだった。 そしてエンディングの曲が中島みゆきの作詞作曲のTOKIOが歌う「本日、未熟者」 という曲なのだけれど、これがまた良かった。 http://blog.so-net.ne.jp/takeuchi_kisha/2007-07-24 その歌詞の中で、 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか という言葉が出てきます。 このドラマとうまくシンクロしながら、今という時代を映し出しているなぁ、 と思いました。 野望という言葉があまり聞かれなくなった時代、 けれど、知らないままでいると、いつしか取り残され、格差が開いていく時代、 義という事をあまり追求されない時代、 けれど、何か道を外れるとすぐに義の下に攻撃される時代、 情という言葉だけが大切にされる時代、 けれど、本当の情はどこにあるのかよくわからない時代、 本当に何が恥なのかよくわからない時代、 けれど、恥をかいた途端に誰かから蹴落とされてしまう時代、 人は子供から大人になり成長を続けていくけれど、 明日の新しい自分にはいつも未熟者、 そして、その未熟者であることを隠しながらしか皆生きていけない。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 29, 2007 08:39:21 AM
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