カテゴリ:エッセイ
いつもの通勤の車の中でブルーハーツを聞いていた。
「リンダ・リンダ」「人に優しく」「シャララ」「青空」「終わらない歌」・・・ シンプルなメロディーと、情熱と、飾らない言葉、 それは、時に運動場で一人膝を抱えて見上げた空の色だったり、 裏通りに投げ出されて壁を叩いた思いでだったり、 誰かを好きになったときの涙の味だったり、 いつまでも大人になりたくないと思った地下鉄の通路の匂いだったり、 ちょっと渋くて、行き場のない物語のようだ。 そして、なんだか昔のことを思い出した。 多分中学の頃だったと思う。 僕は将来どんな人になりたいんだろう・・?と考えてた。 廊下の手すりから自転車置き場や、焼却炉を見下ろしながら。。 そして思った。 ”カッコいい大人になりたい。” 優しさとは何かの答えを知っていて、 本当の自分の言葉でしゃべることが出来る人、 そんな、カッコいい大人になりたかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[エッセイ] カテゴリの最新記事
|
|