いじめが原因で自殺してしまった子供達のことを知るたびに、胸が痛みます。
きっと、とてもとても辛くて、自ら命を絶つという選択をしたのだと思いますが。
あずりんも実は小学校・中学校といじめられた経験があります。
子供の頃はとても太っていて、『ぶた』『あんぱん』・・・と、嫌だなと思うあだ名をつけられて、仲間はずれにされた経験がありました。
私はピンク色が好きでしたが『ブタだからブタ色が好きなんだって。汚ったね~』などと言われたこともあったっけ。
一番太っていた頃に引越しをしたのですが、その地域に意地悪な女の子がいました。
集団下校の帰り道、空き地に寄らされて、よってたかって、皆に嫌がらせをされました。
意地悪な子が二人いて、後の子達はその意地悪な子と同調した感じでした。
ランドセルを引っ張られ、手提げの中身を全部出され、給食で出されたマヨネーズを道具に掛けられ・・・太っている私を見るとムカつくと言われました。
学校に行けば机の中が、ソースだらけになっていたり、部活最中にスポーツバッグが盗まれたり・・・
悲惨だった。 本当に辛かったし、悲しかった。
学校に行けば、クラスの仲良しがいましたが、集団登校・下校という言葉が私は嫌でした。
中学校になっても公立でしたから、同じ地域の子供たちが通います。
もちろんその意地悪な子も一緒です。
中学になって、なぜがいじめが無いときもあるのですが、気がつくとまた・・・いじめが始まります。
そのいじめっ子がごめんねって言ってくれて仲直りしたこともありましたが、気がつくと・・・またいじめが始まって。
みんな見て見ぬ振り、昨日まで仲良しだった子にいきなり無視されたり・・・
今思うと、当時はよく我慢していたなって思います。
太ってる私が悪いんだ・・・ そう何度自分を責めたことか・・・
でも高校になって、友達も沢山出来て、部活も充実して・・・とても楽しい学校生活でした。
小学校・中学校の悪夢を忘れさせてくれるくらい、とても素晴らしい時期でした。
生きていて良かった、そのときにそう思ったことを、今も覚えています。
どんなに辛くても、自分から命を絶つなんて悲しいことをしないで欲しいと思います。
辛いことがあっても、跳ね返して欲しいと思います。
だいぶ前ですが、中学校のクラス会がありました。 勇気を出して、行ってみました。
そのいじめっ子も来ていました。 結婚されて、おこさんもいるそうです。
お互い実家が近いので、私の車の色を見ていたのですね。
当時、私はボルボの赤に乗っていたのですが・・・
「あずりんはブタ色が好きだったよね。今も好きでブタ色の車かと思ったら、赤なんだね!!赤もブタ色も一緒だよね」
と、中学の頃と変わらない意地悪そうな人相で大きな声で周りの人に話しかけます。
30歳を過ぎて、子供も生まれて・・・それなのに、当時と同じようなことを言っていました。
時を越えて、大人になった周りのクラスメイトの男の子たちは驚いた顔をしていました。
大人になって、私もすっかり痩せて、昔の影は全くみられません。
いくつになっても、心の成長していない彼女を私はみて、逆に可愛そうになりました。
彼女にもお子さんもいて、母になっているわけですから・・・
私の過去の経験は、本当に辛いものでした。
でも、今思うと、私が成長する中で、一つの良い経験だったと今は思えます。
生きていれば、悪いことがあった分、良いことだって沢山あるんですよね。