昨日病院でロハスメディカルを見つけました。
ロハスメディカルは医療と健康に関して、いろいろな情報を発信するフリーマガジンです。
私は大概、病院で入手しています。
ロハス・メディカル
私がこのロハスメディカルが好きなのは、医療に関わっていないサイドの人たちにも、
判りやすい内容であること、
そして、患者さんの立場をよくわかって下さっているなと思えるから。
2年ほど前に(時期をはっきり覚えてないのですが・・・ごめんなさい)このマガジンに、
もも先生が記事を載せたと聞いて以来、毎回読んでいます。
昨日もこのマガジンをいつものように手に取り、真っ先にもも先生の記事を読みました。
今回の先生の記事は、骨髄バンクを設立された大谷貴子さんのことが書かれていました。
大谷さんに私も一度お会いしたことがありますが、とてもパワフルでフットワークのよい、素敵な女性です。
先生の記事を読んでいたら・・・
なんと大谷さんともも先生と私とのエピソードが書かれていたのです。
私は当時とても嬉しかったのでブログにもかいたのですが、
一気にあのころのことが思い出されました。
そしてあのときのブログを、もう一度読み返しました。
この先どうしよう。。。って悩んでいたとき、手を差し伸べてくださったこと
本当に感謝しています。
今私がこんなに元気になれたのは、こうして支えてくださる方たちが居たからこそだと思います。
日常の生活にもどり、元気であればそれなりに、嫌なことや悩みもありますが、
そんなこと、どおってことないことなのだと、再認識。
日常の悩みを持つのは、元気だからこそなのですから。
そんなことを考えながらロハス・メディカルの他の記事にも目を通したら、
今度は大谷貴子さんの記事も載っていました。
もも先生と大谷さんの存在が私にとって、とても近く感じられ、元気になれた瞬間でした。
大谷さんの記事ですが、そこには気になることが書かれていました。
『骨髄移植がピンチです』という見出し。
えっ!と思い内容をチェック。
骨髄を移植する際、骨髄液が患者の体内で血栓を生じないようろ過する必要があるのですが、
そのろ過するキットの国内で唯一承認されている製造元が工場を移転、現在製造が止まっているというのです。
現在国内のキット在庫は500個弱。
骨髄移植は1ヵ月に150~160件のペースで行われているから、施設によっては3月ごろから採取に支障をきたすかもしれないとのことでした。
世界規模でみたら、国内未承認で安全であるキットも存在するそうですが、
未承認であることから、保険が適応されない可能性もでてくるとのこと。
混合治療がみとめられていない現状だから、ろ過キット分だけではなく、骨髄移植に関わる費用600万~900万円が個人負担になってしまうそうなのです。
こんな金額では、移植をあきらめなければならない患者さんも出てきてしまうでしょう。
このことを知りすごくショックを受けました。
このことが本当になったら、助かる命も助からなくなってしまいます。
私は移植をしていなければ、今こうしてココにブログを書くこともできませんでした。
あやりんの成長の過程をみることもできませんでした。
骨髄移植という治療で元気になれたのです。
白血病はいつ、誰がなるか予期できない病気です。
だれでも なるかもしれない病気です。
だれでも平等に安心して治療が受けられる体制になってほしい、そう思います。