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カテゴリ:テレビの感想
昨夜のNHKプロフェッショナル仕事の流儀では女性外来の天野惠子さんを紹介していました。
教科書には出ていない大学では学ばない女性特有の病気がある事を知り、女性専門外来を作ったそうでした。 北海道など遠くからも他の病院では病名のわからなかった患者さんで予約がいっぱいだそうです。 特に多いのが微小血管狭心症と慢性疲労症候群だそうでした。 他の病院でいろいろな検査をしても異常が見つからないことが多いようです。 慢性疲労症候群はひどくなるとだるくて寝たきりになり動けなくなってしまうそうです。 それでも早くわかって若い人ほど回復する可能性は高くなるそうでした。 天野惠子さんが医師になろうと思ったのは小学生の時友人の祖母が亡くなったのがきっかけだそうです。 それから医師になるなら一番の女医になろうと頑張って東大の医学部に行ったそうでした。 今70代の方がその頃女性で東大の医学部に行くとはそれだけでもすごいと思いました。 その後東大で循環器内科にいたそうですが女性だからというだけで後輩に地位を追い越されてしまったそうでした。 留学をされて女性特有の病気があることを知り、ご自身も更年期の症状で数年苦しめられたそうです。 それから女性外来を初めて作り、他の病院では原因がわからず苦しんでいる患者さんを診るようになったそうです。 診察はすべて予約制だということです。 患者さんに今までの病歴や飲んでいる薬や症状などの詳しい情報を自分で書いてもらってそれを読んで診察をするのでそれを書かない人は見ないそうでした。 一人ずつ1時間くらい時間をかけて患者さんからよく話を聞いてくださるようです。 今までどこの病院でも病名がわからなかった患者さんにとってこういう医師がいることは希望が持てて良かったと思います。 慢性疲労症候群の患者さんもかなりいるようですが、まだ治療法も研究も進んでいないそうでした。 若いのに長時間立ったり歩いたりするのも辛いというのは大変だなあと思います。 この番組の後インターネットで調べてみたら、この医師に診てもらうのには最初に自分の症状や病歴などを書いた手紙を送ってそれを医師が判断して診察するかを決めるそうでした。 天野医師は循環器内科が専門なので産婦人科の方がいい場合はそちらを勧めるそうでした。 又保険が効かない特別診療のようで診察してもらうには3万円かかるようです。 3万円かかっても今まで病名が分からず苦しんでいる人にとってはありがたいと思います。 この番組を見て女性外来にはもちろん興味を持ちましたが、天野先生の生き方にも感銘を受けました。 女性だからという差別にも諦めず常に前向きに新しい事を考えていくのは素晴らしいです。 医者になるからには一番の医者になろうとするなんてかっこいいです。 私も子供の頃医師になりたいと思っていたので、もっと諦めないで頑張ればよかったなとちょっと後悔します。 自分はダメだったけれどこれから医師を目指すこういう女性が増えて欲しいなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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