カテゴリ:science
なんてロマンティックなタイトルでしょう♪笑
わたくし、NPO法人・日本惑星協会の会員です。 隔月で送られてくる「The Planetary Report」とともに来年のカレンダーが届きました。
「Deep Space Mysteries」
M82 (NGC3034)はおおぐま座にある銀河。地球からの距離は1200万光年(1.14×1020 km)。M81との近接遭遇により通常よりはるかに激しい速度で星形成が行われているスターバースト銀河の1つ。
※用語解説・・・ ・NGC3034のNGCというのはNew General Catalogの略称で、1888年に発表された7840個の天体カタログのことです。 ・1.14×1020 kmという書き方は、例えば1×1010と書くと、1のあとに0が10個続くという意味です。0をいちいち10個も書いてられないのでこう表記します。よって1.14×1020 km = 114000000000000000000kmです! ・1光年は光が1年間に進む距離です。kmで表すと9460000000000(=9.46×1012)kmです。長すぎてkmでは全く役に立たないので「光年」という単位を作ったのです。その光でさえ1200万年かかるって一体どれだけ遠いんでしょうね。。他にも「天文単位(AU)」や「パーセク(pc)」なんていう単位もあります。 天文単位(AU = Astronomical Unit)は太陽から地球までの平均距離=1.50×108 km。 パーセク(pc = parcec)は年周視差が1秒角となる距離 = 3.26光年 = 206265AU = 3.09×1013 km。 ・(これは注)1200万光年の距離にあるということは、写真に写っている銀河の姿は1200万年前のものだということです。なぜなら光が地球に届くのに1200万年かかっているわけですから。この銀河の今の姿を知るにはさらにまた1200万年待たないといけませんねえ。1200万年前というとまだ人類は誕生してませんねえ。そもそも1200万年の間に宇宙はさらに膨張してますから、光が届くのに1200万年よりもっと時間かかりますねえ。そのとき人間はまだいますかねえ。
解説長くなりすぎました。つい熱が入って・・・。
では音楽の話に移りましょうか。ん、星空と関係ないじゃんって?関係ないっす。並べただけ~♪
ずーっと以前このCDがほしいといっていたもの。↓ 1年もかかってようやく手に入れました。遅い・・・。 ミシャ・マイスキー演奏のJ・S・バッハ「無伴奏チェロ組曲」 バッハの無伴奏チェロ組曲といっても、有名な分演奏している人も多くて当然人の数だけCDもある。それぞれ雰囲気が違うのです。CD屋の店員さんがやたら詳しくて、とりあえずかたっぱしから試聴させてくれました。基本的にクラシックは全然分かりませんので、聞いてもわかるんかいなと思って聞いてみたら、確かに全然違う。クラシック好きな人って指揮者や演奏家の聞き比べしてるイメージがありますが、なるほど、これがクラシックの醍醐味ってやつなのか?とふと思ったり。 映画「真夏の夜のジャズ」で流れていた絡みつくような重厚感のある音の響き・テンポに近かったのがこのミシャ・マイスキー演奏版。1984~1985年録音。とあるホームページも参考にさせていただきました。ヨーヨーマ版も聞いてみたが、軽いというか若干はねるようなリズムでなんか違う。ロストロポーヴィッチ版も軽い。 そしてもう1つ、カザルス版が求めていたイメージと非常に近かったです。1936~1939年録音。両者を比べると、マイスキー版は高級感があり上品。そこまで人間的な生生しさを感じないと言えるかもしれません。対してカザルス版は単にバッハの無伴奏組曲という音楽以外の何かが混ざっていた。カザルスの内面的な感情、葛藤なんでしょうか。 やみつきになりそうなのはカザルス版でしたが、変に深みにはまる前に普通にクラシックの曲として聞いておきたかったのでマイスキー版にしました。でもしばらくしたら結局カザルス版も買っちゃうかも。。
以上、星空と音楽の夕べでした♪♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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