クリエ ミュージカル コンサート 6月27日(日)
昨日は、飛行機に乗るまでと取りかかったので、ほんとに搭乗直前まで携帯で書いており、途中で切れた形になってすいませんでしした。その上、朝から鼻血は出るし、1幕途中でお腹は痛くなるし、開幕直前職場関係の人から、お葬式の連絡は入るし、ということで、夢とうつつの狭間であたふたとしながらの観劇でした。でも、来ているからには、楽しまなくては損と思い、2幕からは割り切ったのですが・・・。『クリエ ミュージカルコンサート』6月27日(日)千秋楽 13:00開演<出演者> 山口祐一郎 涼風真世 石川禅 一路真輝 シルビア・グラブ 山路和弘 今拓哉 武岡淳一 サブリナ・ヴェッカリン パトリック・シュタイケ<ACT1> 冒頭のカリオストロ君。階段に座って、何を悩んでいるの?という感じは・・・そうそう、あの頃もそうでしたね。階段でうずくまって客席を見てるっていうのがありましたっけ。ま、今回は、考える人・・・物思いにふけるカリオストロという感じが何だかかわいく思えたのですが。 そんなカリオストロ君も、一旦歌い出すと、そりゃあ、山口祐一郎ここにありっていう感じですが。・・・その後、我に帰って、すたすたと袖にかえっていく姿が私はツボでしたが。でも、その後、コールドスプレーで、頭冷やしている(プロデューサー話)姿を想像しても乙です。 そして、すごいのは、サブリナ。全身から声出してます!!という感じで。声の幅というか、超音波というか、劇場内に響き渡る声の素晴らしさは、山口さんがピカ一と思っていましたが、この人もすごい。山口・サブリナでデュエットしたら、どうなるんでしょうね。<ACT2> 一路さん登場。昨日、ふくよかって書きましたが、以前は、恐ろしいほど痩せていたので、その頃から比べるとという感じで。妊娠中の日生エリザ公演の頃くらいの感じかなあ。 歌声は、現役ではないので、力づくで歌っているという感じは否めませんよね。元々、声量のある方ではないのですが、サブリナの後に聞くと、物足りなさはありますね。 でも、久々の山口さんとのデュエット。過去の思い出再現という感じです。歌い終わった後、暗転の中で、山口さんと一路さんとのハグが見られました。妹の色々な思いを大きく包み込む兄の思いの籠もったハグという感じで、とっても心があたたかくなりました。 この日の『闇広』は、少しは正気で聞くことができました。学習してたからね。でもやっぱり、迫力はすごい。山口さんっていう人は、常に相手の状態に適応されるので、石川さんがすごい力で投げかけるのをちょっとかわしながらうまく調整しているという感じがしました。 それから、『最後のダンス』。コールドスプレーものでしょうが、やっぱり、この迫力を・・・待ってた。お尻クネクネは前日ほどではなかったのですが、かえって、遠慮気味に少しだけ動いている方がなんだかかわいく感じてしまい、これ又ツボでした。 そして、久しぶりの今さん。後方席からだと、オペラグラスで見ることができるので、凝視していると、口の動かし方が、同じ劇団出身のあのお方に似ているような・・・でも、その後、あちらの方を見ると違っているような・・・でも、何だか共通点を感じてしまったりして。<そして、おまけ> カーテンコールで、「今日は、是非ともお呼びしたい方がいますので・・・」ということで、紹介され、しばしの間。 もしかして、井上君?(まさかね、たしか、あっちも千秋楽のはず)内野さん(う・・・違うよな)なんて、一瞬の間に、いろんな思いが駆けめぐり、出てきた人を見て、「誰?この人。」と思ってしまいました。 東宝のプロデューサーさんでした。 こんな場で話をするのはと恐縮されていましたが、「今日のチケットを手にするのはとても大変だったでしょうから・・皆さん、身内でしょうから・・・」ということで話が始まり。 本当は、この6月27日は放浪記の千秋楽のはずだったということ。2ヶ月も、劇場に灯をともさないのは切ないということ。この方が東宝ミュージカル(エリザ・レベッカ・モーツァルト!)に関わっておられるということ。なんかの話があり、レベッカが6月13日に終わったということが幸いだったとことで、この公演を行うことができたと数回言われてました。 まず、この話を持ちかけたときに、山口さんが快く引き受けてくださったということ。・・・でも、その後、3曲程度だと思われていたと思うのですが、9曲もお願いしてしまった。全て血管が切れそうな曲ばかりで、歌う度にコールドスプレーで頭を冷やしている山口さんを見て、パトリックが驚いていたこと。 涼風さんと石川さんは、「何でも歌います」と言ってくれて、ほんとに何でも歌ってくれました。シルビアは、この時、バイリンガル(という表現だったかなあ)だということを実感したということ。土居さんは、タンビエットのお稽古中なのに、謝さんが仕方ないわねと言って許可を出してくれたこと。井上君や新妻さんは、キャンディードの休演日を使って、聖子ちゃんは更に、昼公演しかないときに、さらに1回、マルグリットをしたいと出てくれたこと。玲奈ちゃんはピーターパンのお稽古をぬって、そして、今さんは、エリザの公演の時に、井上君の教育係だったのに、その後M・Aで同じ役をすることになり、縁を感じるということ、武岡さんと山路さんは、放浪記に出演することになっていたことなどを話してくださいました。村井さんとは、本当に仲がいいんでしょうね、何しに来たんでしょうねと冗談交じりに紹介。演出も岡本さんがされているところへ、山田さんが助っ人で来られたらしいです。山田さんのブログで、このコンサートのことが書かれていたことがありましたが、そういうことだったのですね。そして、アンサンブルさんも、1人1人紹介されました。KENTAROさんの低音、杉山さんはこれからもいろんなところで活躍するでしょうと。武内さんとは舞台談義をされるとか。中村さんは、踊りが素晴らしく、サブリナが14歳にしか見えないといっていたこと。そして、結婚式が今度の日曜日だとか。事務所の社長さんも呼ばれるのかしら。鈴木さんの歌唱力、河合さんはコーラスリーダーだそうです。水谷さんは、OL時代にロンドンでレミゼを見て感動してこの道に入られたとか。すっごく思いのこもったお話で、とてもありがたかったですね。私も、微力ですが、山口ファンであるばかりでなく、ミュージカルファンとしていろんなもの見ていこうと思いました。で、それだけかと思いきや、更にゲストの紹介があり、香寿さんと瀬奈さんが紹介されました。「宝塚トップに囲まれてうれしい」という言葉を受け、一路さんが、涼風さんを呼びましたが、涼風さんは遠慮され、すぐに引っ込んでしまいましたが。そして、一路トートと香寿ルドルフの『闇が広がる』を披露。一路さん、かっこいい!!男性トートとはまた違った重みがありました。ひとしきり盛り上がったところで、最後、全員(客席からの笑いを背に去っていく武岡さん以外)での『影を逃れて』。その後、キャスト1人ずつの挨拶があり、下手から順に話があり、上手端の山口さんは、最後。・・・間近になって、隣の香寿さんが、私はいいと遠慮する素振りをしていたのですが、どうぞどうぞと勧め、ご挨拶してもらいました。山口さんのご挨拶は、このメンバーはファミリー。でも、サブリナに、自分のダディー位と言われて・・・と軽い地団駄を踏むような動きをしながら、ダディーも家族ですから・・・ということでした。岡本プロデューサーは、「明日から、エリザのお稽古に連れて行きますから。」と言われていたので、このほとんどの方たちが、また、今日から休みなくお稽古されているんでしょうね。ほんとに、キャストの皆さん、お疲れさまでした。2日間、ほんとに素敵な夢を見せてもらいました。