秋桜の山口祐一郎な日々

いやあ、実はこの日、飛行機までの時間があまりないので、アンコールには期待しているものの、あまり長くはならないで！と心の中で祈りつつ進行状況と時計とをにらめっこしてました。

まず、始まりが５分遅れ。

で、１幕の休憩で１０分オーバー。

むむむ・・・とうなりながら、２幕の始まりを迎えたのですが、山口さんの歌声のおかげ（？）で、後は時間のことなんか吹っ飛んでしまってました。

で、突入したカーテンコール。

最初は、何事もないかのように幕が閉まる。で、拍手は鳴りやまず。

ふつう、ここで、だんだんと拍手はまとまってきて、アンコールモードになるものですが、いつまでたってもばらばら。ありゃりゃ、と思いつつ、拍手していると、そんなに時間をおかずに幕が開く。

武岡さんの司会で、土居さんから順にご挨拶。

土居さん「本日３回の公演で…」そこで、一瞬の間。間違ったことに気付いて、焦っちゃったらしく、食べ物の話をしたりして、「何言ってるのか…」と大混乱。それを聞いて、上手側にいた山口さん、様子を確認するかのごとく上手の土居さんの方を身を乗り出す感じで見てました。

ほんとに、土居さんってかわいい。

で、次が新妻さん。

「〇〇出身の新妻です。」と言ったけど、私には聞き取れませんでした。

一路さんは、新妻さんのご挨拶を受けて、

「名古屋市中区出身の一路です。この中には、愛知県出身の方が珍しく多くて…・。」

と、鈴木さんや指揮の西野さんを紹介されました。

ちょうど、西野さんの近くに山口さんと石川さんがいたので、二人が体の向きを変えて、手を伸ばして西野さんをアピール。いつまでも西野さんの方を向いているご機嫌さんの山口さんでした。

で、新妻さんの訳つきで、パトリックのご挨拶。

next　yearにも来るとか…。(ほんとかい。）

そして、井上君のご挨拶。・・・「こうしていると（だったかな・・・）最近は、初々しさがなくなって…」といったところで、後ろから、山口さんが蹴りを入れる。「？」意味が分からないままの芳雄君でした。

で、山口さんから両手で丁重にマイクを受け取り、石川さんのご挨拶。

そして、山口さん。

上手側に立っているので、中央を向く形で横を向き、

「３つのことを考えていたのですが、１つ増えました！！」

と、１つ目は、「芳雄が、初々しさがなくなったといってましたが、最初からおじさんだった僕は、どうしたらいいか・・・」で、会場爆笑。

２つ目は、この劇場のTさん。今年でいなくなっちゃいますから・・・という内容で、ミュージカルの普及に尽力された方へのねぎらいの言葉を。

そして、３つ目。

と思ったら、「この辺（１階の前の方を指して）の方と２階の方。」と言って、「１．２．３、パン」とたたいてください。わけわからず私たちも言われるままに。「１，２，３、パン」「１，２，３、パン」とやってたら、「２階の方だけで」「みんなでやっちゃうとわからなくなっちゃいますから。」と１階の私たちはちょっとだけ様子を見ていると、「じゃあ、全員で。」ということで、「パトリック、パン」「パトリック、パン」と手拍子。

 これで、彼の運命が変わります。彼のビジネスが日本にまで広がり・・・来年彼が来ることになるので、明日から、日本語を勉強始めることになるでしょう。・・・・このあたりで、それまでパトリックに解説していた井上君が、不思議そうな顔をして、訳すのをやめてしまいました。

で、会場全体で「パトリック、パン！」の唱和。

それが終わると

「君のママは・・・」と言い始め、何のことかわからなかったのですが、上手側をやさしい面持ちで見つめているので、「ああ、そうか。」という感じでした。

「このコンサートがあるのも、あなたのママが最初にこの作品を演じたからです（ちょっと言葉は違うかもしれません。）。」

ここで、大拍手。

「あなたのママは、みんなにこんなに愛されています。」

「僕も愛してまーーす（*・。・*）」

と、大盛り上がりの状態で、後を受けた武岡さん。これまでも、そうだったのですが、この日はほんとに「どうしたらいいのか…」と困ってました。

DVDの話をされ、一応幕は閉じましたが。

その後、“レクイエム”の合唱の前に井上君と土居さんが登場しましたが、これまでの公演で、同級生と言ってきたのを訂正しようと焦って、まだ、話も出ないうちから、「そうです。」なんてわけのわからないことを言って、「かわいい、先輩です。」なんて井上君にフォローされてました。

そして、最後の全キャストでの“影を逃れて”。

いつものように日本のマイクに男子組、女子組でわかれて並ぶんですが、男子組の真ん中の山口さんが２人の後ろに手をまわして引き寄せた後、井上君と石川さんが向き合って挨拶をしてました。武岡さんからは、「礼儀正しい（丁寧？）ですね。」というようなことを言われてました。真ん中で、ニコニコとほほ笑む山口さんでした。

コンサート自体を見るだけで大満足なんですが、こんな、そんなパフォーマンスがあると、とっても、幸せな気分になります。

と、浮かれてるのも束の間。

終わってすぐに時計を見ると、名古屋駅前発の空港行きの高速バスの時間まで１５分しかない。走りました。運よく地下鉄が滑り込んきて、運よくバス停が見つかり、運よく発車の１分前に乗り込むことができました。

とてもとてもラッキーな一日でした。