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カテゴリ:エリザベート
2度目の『エリザベート』観劇です。
出だし遅れていますが、来週あたりは、続けてお目にかかりたいと思っています。 本日の山口トートは、安定した感じでした。 10日が、ふわりとしながらも確実にポイントを押さえて迫ってくる感じ、ならば、本日は、ピンと張った感じで常に客席に伝わって来ながら、祐一郎エネルギーが、時々糸だったり、ひもになったり、絹糸のように光ったり、と色を変え、質を変え、伝わってくるようでした。 以前まで、津波のようにものすごいパワーで迫ってきていたときとは違い、日々、時間とともに満ちてくる潮のように、確実に、安定した感じで押し寄せてくるパワーを、今期のトートに感じます。ファンとしても、パワフルトートを期待するのではなく、穏やかな祐一郎オーラを受け取る気持ちの安定が必要な気がしました。 なんて、抽象的なことを行っても、とにかく、闇広は、とにかく圧巻。そして、ゴンドラ登場トートがかなり穏やかに登場。 1部は、エコーがとても気になり、もしや、調子が悪いのか、なんて心配しましたが、今井さんの声も、かなりエコー聞いてましたので、黄泉の方は、そういうかたちで表現されてるのかしら、と思ってしまいました。 この人たち、声量があるから、多少の調整で、大きく影響するのかもしれませんね。だから、きっと、山口さんも、本日は、絶好調だったのでしょうね。 今期、この舞台を見ていて、これまでと見方が変わったこと。 この一族の中で、一番、哀しいのは、フランツだなあと。 一見、束縛ばかりの中で、不本意な生涯を遂げるエリザベートが、主役だし、悲劇・・・という感じだけれど、結構、この人、勝手にやってるのよね。で、この人、ずっと愛されてるのよ。いろんな人に。 で、なかなか振り向いてもらえないトートさんも、最後はラッキー!!って感じになるし。 となると、新婚当時ぐらいで、後はすれ違いばかり・・・特に、ルドルフの棺に触れるときにさえ、儀式的に近づき、ちょっと、心の乱れを表したかと思うと、また、儀礼的に去っていく。(特に、今回はここのとこ、強調されているような気がしますが。)・・・こんな感じのこと、禅さんが、いろんなとこで言われてたような気がします。 まだ、今期の禅フランツ見てないので、そこのとこ、楽しみです。 次の観劇まで、また1週間です。でも、この1週間(正確には、6日)、あっという間だったので、この期間も、すぐに経つことでしょう。 これから、暑くなりそうですが、山口さん、がんばってね、と心の中で呟きつつ、次の観劇日を待つことにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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