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テーマ:今日の出来事(292954)
カテゴリ:Mayuと乳がん
昨日、日記を更新しようとしたら緊急メンテナンスが・・・
ちょっと、多くないですか・・・?? 昨日は、先日日記にも書いた通り私たちの患者会ポジティブ・アクション・クラブ(P.A.C.と一応略したりしています・笑)の一周年記念ランチ会でした。 PACは、大規模な患者会とは違い、昨年秋、同じ頃に手術・入院して苦楽を共にしたメンバー20数名から成るグループです。 なので、知らない人がどんどん増えて行くという形とも違って、大所帯でもないので、会の規約なども最低限、いつ集まるとか、そういうことも特に決められていない非常に気楽にお付き合いできる所が最大の魅力だと思います。 大きな患者会も、勉強になることが多くステキなんですが、これはこれで良いと思います。 実は、私が放射線治療中にずっと入院生活を共にしたある遠方の患者さんが、患者会の日程に合わせてクリニックの外来を受診したところ、肺への転移が見つかってしまいました。 患者会前夜、私はその方のホテルの予約などしていたので、それで電話が来たのだと思ったら、その電話は転移の知らせでした。 「えっ・・・・・・・・・・・」 私はしばらく沈黙してしまい、「沈黙なんかしたら、余計に傷つけてしまう」と思うと余計に言葉が見つからず、「えーと、えーと・・・」と変なことばかり口にしていました。 でも、ご本人が「もー、ショックでショックでさぁ~!」と気丈に振舞ってくださったので、私も何とか冷静に話せたと思います。 「○○さん、あまり良い言葉が見つからないんですけど、明日はまず、楽しく過ごして、それからですよ!もし、調べ物とかがあれば、私も協力しますから!うちのママも、何回も再発してても12年目ですよ!!」 と言うのが精一杯でした。 患者会で久しぶりに再集結したメンバーで、まずはランチが運ばれてくる前に、今年1年を振り返って一言・・・という司会役さんの進行があり、一人ずつ(入院時期が微妙に違って初顔合わせなメンバーもいたので)挨拶。 私の順番は中盤でしたが、名前を言って、「えー・・・去年の今ごろは、思いがけずこんな病気になってしまって。大変でしたが、母親も12年病人をしているので、学ぶところも多く・・・」と話し出したところで、もはや若干名のすすり泣く声が聞こえてくるもので、私は「もらって」しまわないように喋るのでやっとでした。 本当、娘のように可愛がって下さっている方ばかりで・・・^^; 去年の手術後、(その日で4番目の手術で終わったのが10時頃でした)消灯後の病棟に響き渡る私の「いたーい、いたーい!」という声に涙したことを思い出したそうです。 そして、その患者さんの順番になり、私はご本人が皆さんに転移のことを言うのか、言わないのかわからなかったので、むやみに泣いて変に思われても・・・という思いから黙って下を向いて別のことを考えていました。 でも、その方は包み隠さず転移のことを打ち明け、涙を流していました。 私はもうダメだー・・・・ということで、そうなると、もう本当にダメなんですよね。 でも、会の中にはもう同じように肺の治療をされた方がいらっしゃり、励ましていました。 他にも、やはり辛かった1年を振り返って思わず涙する患者さんが多く、思いがけずしめっぽいオープニングになりましたが、元々明るすぎる患者さんばかりのPACは、すぐに元気を取り戻し、ホテルに迷惑だったのではないかと思うくらいの大盛り上がり。。 途中、クリニックの婦長さんと、PACの特別顧問をして下さっている渡部副院長も参加。 堅苦しい話は無しに、恋愛指南!?なども飛び出し、楽しく過ごしました。 婦長さんと渡部先生が互いを罵倒し合う様が、とてもドクターとナースの構図には見えず、大笑いしました。 「罵倒し合う」とありますが、もちろん、“マジ・バトル”を繰り広げていたわかではないですよ。 婦長さんと渡部先生の間には、深い深~い信頼関係が強く根付いている上でのお話です。 まさに「ツーカー」の仲なんですから!(笑)そこは、誤解なきようお願いします。 こうやって、大の大人が思いっきり泣いて、笑える集まりというのは、そうそうないのではないでしょうか。 数時間の集まりのために、JRに乗って札幌市外から皆が集まってくる・・・というだけで、結束の強さを感じました。 そして、会に参加して下さった婦長さんや先生も、本当に私たちの身近なところにいて、同じ目線で考えて下さっていることを実感して、とても「患者冥利に尽きる」ものを感じました。 婦長さんは、「乳腺クリニックの看板、堂々と出せるように、声出してこう!頑張ろう!」と言ってました。 外来の廊下で会うと、「本はどう?進んでる~?」と手を掴んで応援してくれます。 今はまだ、治療中の人もたくさんいて、まだまだ病人モードな人が多いというのもあると思います。 「もう、病気のことは、いいかな・・・」と思う人が1人、2人と増えていけば、しょっちゅう連絡を取り合ったりすることもなくなるかもしれません。 でも、そんなことよりも、こういう集まりによって救われたり、人の痛みだとか辛さがわかることで、自分だけが大変ではないこと・皆頑張っていることを再確認することも有意義だと思います。 患者会という存在を毛嫌いする人・「軽い患者同士のお気楽な集まり」「暇人の集い」「傷のなめ合い」「なれあい」と批判する人・・・色々いるようですが、そんな言葉にいちいち傷つく必要はないんです。 自分が、患者会でなくて患者さん同士の集まりでも、何か元気をもらったり、励まされたり、1つでも意義のあることなら、それでいいでしょ。 頭の中で病気と共存する人もいれば、スイッチを切り替えて仕事や家庭に生きる人もいるし、それは人それぞれで当たり前だけど、「こうするべき。」というのを決める必要はないと思うし。 自分で判断すればいい。 乳がんになって、乳がん関係の仕事を始める人もいるけれど、それはそれでその人の折り合いの付け方。 独り善がりのようになるのもどうかと思うけど、かといって他の患者さんや先輩方の意見に流されすぎるのも良くない気がする。 自分で考えて、判断したり、自分の中の“流れ”に身を任せることも、大切ですねー。 そんなわけで、改めて人の繋がり・大切なものを実感して帰ってきました。 昨晩、早速、もう1つのブログを開設。(思い立ったら即・行動) 今度は楽天ではなく、ヤプログ!で、新サイトをOPENしました。新境地です。よっぽど話題のライブドアと迷いましたが。。 リンクにも登録しましたが、ここを本館として、別館ってことで。 『P.A.C.はいつも、あなたとともに。』 ⇒ http://yaplog.jp/mayu-pacweb/ サイトの趣旨は、トップページのサイト名の下にあります。 創設理由は、1個書いた日記に。 楽天より使い勝手は悪い・・・かも、知れません(フリーページとかないし)。 まだまだこれからなので、あっちはあっちで少しずつ“色”を出して行こうと思います。 乳がん患者さんを始め、どんな方でもいらしてください。 あと、久しぶりに画像縮小ソフトを使えるようになったので画像をUPします。 新作「今日のアトム」 ◎更新情報◎ ・フリーページに【写真館】創設。天体写真、アトム写真をまとめてUPしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年10月17日 20時52分36秒
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