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テーマ:今日の出来事(292965)
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私が病気告知当初から参加している乳がんメーリングリスト「テディベア」の先輩が亡くなってしまいました。
2003年の9月、入会後すぐに自己紹介メールを流すと、まっさきに声をかけてくれた人でした。 6日に、その方からメールがありました。 でも、差出人名は出ているけれど、メール本文には何も書かれておらず、「間違ったのかな?」というくらいにしか思っていませんでした。でも、何だか今日とても気になって、久しぶりにテディ用のメインアドレスを開いてみると、7日にお亡くなりになったというメール、そして、今日の晩にお通夜だというメールが入っていました。 その方には、告知されて入会してすぐにメールのやりとりをしていただき、電話でも入院生活のことや手術のことなど色々教えてもらったし、私が入院してすぐにお見舞いにきてくれたときには、「手術の後はしばらく下着はキツイと思うから、これをすると、ラクチンだよ」と言ってマタニティ用のブラをプレゼントしてもらったのを覚えています。 その方も発症当時は20代だったということもあり、とても安心して相談できたし、とても優しい人でした。 私には絶対備わっていないような、柔らかい雰囲気があって。 去年の夏にあったWithYou北海道という乳がんイベントでお会いしたのが最後でした。 今日は、式の間は席の位置的に、どんな写真が使われているのか見られなかったのですが、立ち上がったときに壇上の写真の笑顔を見て、とても良い笑顔をされていて、その時にはやっぱり本当にいなくなってしまったんだという実感が初めて沸きました。 亡くなられたことを知ったのが2時間前で、慌てて準備をして向かったので、あまり実感していなかったのもありますが・・・ また一人、お世話になった癌仲間がいなくなってしまいました。 「乳がんで、こんなに多くの人が亡くなる」・・・というイメージが、果たして皆さんにはあったでしょうか? 乳がんは、「乳」がんだからといって乳房内だけにとどまらず、進んでいくにつれて他の部位へ転移していきます。 腋の下のリンパ節に飛んで全身を巡る可能性はもちろん、反対側の乳房、骨、肺、肝臓に飛びやすいということも、きっと知る人は少ないと思います。 ただ単に、ピンクリボンだとかマンモグラフィー導入だとか、お祭り気分で言っているわけではないということを、もっと多くの人の間に浸透してほしいと、改めて思った日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月09日 23時30分09秒
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