あれから1年・・・
今日は、私の大先輩の命日です。本を読んでくださった方は「・・・あっ!」と思っていただけると思います。この1年、というか1年前のあの頃、ちょうど「ファルモルビシン」という真っ赤な(カシスソーダみたいな)薬を点滴していて、一番副作用の出ていた頃でした。さすがの私も、何だかすぐにベッドに入ってしまうような、元気のない時期でも・・・(今から思うと)あった、かも。。同じ薬を点滴した経験のあるその人に、メールして元気をもらいたいと思って連絡しました。次の朝、その日亡くなったと聞いた時、まさに「真っ白」になった瞬間の不思議な気持ちとザワザワした心の中の音?というのかなぁ・・・風が私の中をザザザッって通り抜けていくような感覚。・・・あの感じは、生まれて初めてでした。うまく表現できないけど・・・あの日からあっという間にもう1年もたつのか・・・と、なんだかんだ言っても時間というものに傷を癒されていることを実感した今日のこの日です。思えば私をスススーとここまで導いてくれたのは、まさにその人だったと思います。その人のお友達から、「本を読みました。彼女に会えて、嬉しかった」とメールをいただきました。昨日お電話いただいて話した時、もうこの世にはいない彼女の友達という方と、私がこうして話をしていることに、これも彼女が作ってくれた「縁」というものなんだなって思うのでした。4月6日と4月9日、大事な仲間が歩く足を止めた日です。残された私たちも、頑張ってかないとですね。P.S.今日、札幌駅近くに移転OPENした紀伊国屋札幌本店で、私の本を手に取って立ち読みしている女の人を見て、「どうする!?怪しく思われるかな!?」とか騒いだあげく我慢できず声をかけました。「あの、それ、私の本なんです!(必死)」と言うと、「・・・えっ??」という顔をされたのですが、「あ、新聞で見て・・・!」と言ってもらいました。いやー知らない人が立ち読みしているところ初めて見ました。P.S.『 読書人の雑誌 「本」 ~ 約 束 ~ 』 良かったら読んでネ!!