カテゴリ:健康
ちまたは空前の「デトックス」ブーム。
周りには「デトックス」を謳ったエステや商品の広告だらけ。 「デットクス」ってつければいいと思ってるんじゃない?? 今年の流行語大賞は「デトックス」と「イナバウアー」と私の中ではもう決まってます。(笑) 「デトックスでダイエット」という謳い文句がほとんどなのが不思議なところ。確かにダイエットにも効果ありそうですが。。。 「デトックスで病気予防」とかじゃないのかなぁ? やっぱり「ダイエット」ってつけたほうがウケがいいのかなぁ? 昨今のデトックスブームで私が注目しちゃったのが魚なんです。 「デトックス」は「解毒」という意味で「体の中の毒素を出すこと」だっていうことはみんな良く知ってるところですね。 体内毒素の指標としては「毛髪ミネラル検査」で有害金属の蓄積状況が調べられます。 「有害金属」の代表格といえば「水銀」 この水銀はある種の「魚」に沢山含まれるんです。 昨年11月に厚生労働省が「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項」を公表したことをご存知でしょうか? これは魚の種類を指定して「妊婦さんは週1回(80g)までにしてね。」など目安を示したもの。(80gというのは刺身一人前、切り身一切れ程度らしい。) 胎児は子供や大人と違って解毒機構が備わっていないため、妊婦さんが多量に摂取すると胎児の中枢神経に異常をきたす可能性があるからです。 水俣病、ご存知ですよね。 子供や大人は心配しなくて大丈夫としたものの、水銀を沢山含む魚がいることは変わらないわけで。。。 <水銀濃度が比較的高い水産物> マグロ類 クロマグロ(本マグロ)、ミナミマグロ(インドマグロ)、メバチ(メバチマグロ)、クロカジキ、メカジキ、マカジキなど サメ類 ヨシキリザメ、ドチザメなど 深海魚類等 キンメダイ、ムツ、ウスメバル、ユメカサゴ、メヌケなど 鯨類 バンドウイルカ、コビレゴンドウ 、マッコウクジラ、ツチクジラなど サメやイルカは食べなくても、マグロは食べるよなぁ。 それからダイオキシン濃度が高い魚もいるらしい。 ダイオキシンって土壌由来で農作物に多いのかと思ったら、体内に入るダイオキシンの大半は魚かららしいんです。 大都市近海でとれる魚ほどダイオキシン濃度が高いそうです。 マグロ、カジキ、タチウオ、スズキ・・・・おなじみの魚ばかりですね。 あと北欧、北米、チリで養殖されている鮭は餌が原因でダイオキシン濃度が高いのだそうです。 上の厚生労働省の通知では 「水銀は入っていても魚にはEPA、DHAなどのオメガ3脂肪酸を含むから必要なんだよ」としていたのに、今回英国から「オメガ3脂肪酸の健康増進効果は疑問」とする研究結果が報告されたのです。 参考:魚のオメガ3脂肪酸 健康効果に疑問と英研究班 ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに発表(共同通信社:ロンドン3月25日) 私お魚好きなんですけど・・・・踏んだり蹴ったりだわ!! では対策は?! 1.有害金属を捕まえる食材をとる ☆「有害金属」除去の最強ペアは「タマネギ」と「りんご」だそうです。 りんごには鉛、カドミウム、砒素を捕まえる「ペクチン」が含まれる。 タマネギには重金属をつかまえる「ケルセチン」他 「セレニウム」「硫黄化合物」が含まれる。 ☆「ダイオキシン」排出には「クロロフィル」と「食物繊維」が有効で、これら二つを含む「ほうれん草」がいいのだそう。 ほうれん草は土壌中のダイオキシンを吸着する野菜の代表なので、ダイオキシン濃度の低い土壌で育ったほうれん草をとりたいですねぇ。 2.血流を良くして排泄を促進すること 捕まえた毒素はさっさと排出しよう!というわけです。 血流量を上げると排泄が良くなるので、スポーツ、マッサージなど 血流量が上がれば解毒効果があがります。 毒素は主に尿中と糞中に排泄されるので、水分を充分に取ること。 便秘しないように気をつけることも大切ですね。 前に紹介した岩盤浴や頭皮マッサージも血流量アップに効果的ですよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 2, 2006 11:42:58 AM
|