カテゴリ:健康
「今月は食育月間です!」・・・・・って知ってました?
毎年6月は食育月間、毎月19日は食育の日。 「キレる子」や「生活習慣病」予防のための内閣府の発案らしいけど、まあインパクトの薄いこと!! もう少しこっちが興味をもってやる気になるような提案はできないもんでしょうか? 「食育推進」について興味のあるかたは、コチラをご覧ください。 健康をテーマにしたTV番組のほうが、よっぽど国民を動かす力がありそうです 健康番組の影響って大きいらしく、友人の医者も「先生んとこで血液サラサラ・ドロドロのあれ、計れないの?」とかよく聞かれるらしい。 私が登録しているサイトでも面白い記事があったので、紹介します。 ●中高年女性には“健康オタク”が多いことを念頭に置き、血液検査などで大きな変化が見られた場合は、食生活の変化、特に食材の過剰や行き過ぎた制限について、問診する必要がある。 ●75歳の女性Nさんは、高血圧にて通院していた。カリウム摂取が血圧を下げると聞いて、テレビの健康番組にも出演する医師の著書に書かれている生ジュースを作って飲み始めた。2週間で体重が1~2kg減少し、喜んでいた矢先、当院で血液検査を行ったところ、血清カリウム値が5.8mEq/Lだったため、せっかくの健康法も中断することになった。 ●80歳の女性Oさんは、甲状腺機能低下症のため、甲状腺ホルモン製剤を服用してきた。あるとき、定期的な血液検査の結果、TSH(甲状腺刺激ホルモン)が10倍以上に上昇していた。「急に悪くなっていますが、何か、最近よく食べているものがありますか」と質問すると、Oさんは「実は、知人から海苔をたくさんもらって、毎日4袋(5枚入り)ずつ食べていたんです」と話された。Oさんも「本当に、そんなに急に悪くなるのですか」と半信半疑だったが、食事指導により、その後、TSHは7.88μIU/mLまで低下した。 ●現在、臨床の現場では、「卵はコレステロールを多く含むので、コレステロール値が高めの人は、朝、卵を1個食べたら、その後は卵や内臓を含む食品(ししゃも、うに、しらすなど)などのコレステロールの多い食品は極力避けるようにしましょう」という食事指導が行われているが、コレステロール含量の多い卵の摂取と血清コレステロールの関係については、短期的にはコレステロール値を上昇させるが、長期的には上昇が見られないだけでなく、動脈硬化、高脂血症、脂肪肝の予防になるという報告もある。 ●わが国のJ-LIT研究と並行して行われた地域対照追跡調査では、高コレステロール血症の約5000人を6年間追跡した結果、調査開始時に食事指導をしていた群が、しなかった群に比べて2.87倍も心筋梗塞の発症が増えたことが報告されている。その理由として、バターをやめてマーガリンにすることを勧めたため、リノール酸やトランス酸摂取が増えたことや、強力なコレステロール制限により卵を食べた人は魚を食べなかったことなどが挙げられている。 昔リノール酸がもてはやされた時代があったように、医学の常識は簡単にくつがえるので、今「これがいい」と言われてる食材もどんな悪影響があるかわかりません。食材の過剰摂取や行き過ぎた制限をしないよう、バランスのよい食生活が大事ですね。 そういえば、前述の友人の病院の患者さん「血液ドロドロ・サラサラ状態」をTV番組のように見せてくれる病院に行って、サプリメントを買わされて帰ってきたそうです ・・・気をつけましょう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 25, 2006 02:50:33 PM
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