テーマ:美白命!(62)
カテゴリ:美容
前に紹介したハイドロキノンの次に私が「美白効果がある!」と思うのはコウジ酸です。
コウジ酸入りの美白化粧品は評判が良いです。 コーセー コスメデコルテ ブランサンEXホワイトニング スポッツコンセントレイションN EXTR... コウジ酸は名前の通り麹菌がつくるもの。 味噌や醤油を作る職人さんの手が白くて綺麗なことから、コウジ酸にメラニンの生成を抑える美白効果があることがわかったと聞いています。 「コウジ酸」をネットで検索すると『動物実験で肝臓にガンが報告されたため、厚生労働省の通知(2003年3月7日)により安全性を証明できるまで、コウジ酸を含む医薬部外品・化粧品の輸入・製造が禁止された。』という記事が上位に上がってきて、すっかり悪者扱いされています。 でも、製造メーカーさんが頑張って追加で安全性のデータを取ったので、現在ではコウジ酸の化粧品への使用は(普通の使いかたをする限り)安全性に問題がないことが証明され、上に書いた厚労省の通知は撤回されています。(2005年11月2日) コウジ酸は皮膚に塗っても血中濃度はあまり上がらないようです。 コウジ酸を製造して国内の化粧品会社に提供している会社は「三省製薬」という会社です。 実は2003年1月に内服での発がん性が文献報告された頃、私はコウジ酸クリームを薬のようにして使っていました。 三省製薬のデルメッド ホワイトニング クリームです。 「コウジ酸が効くらしい」という評判を聞いて、どうせなら製造メーカーの製品がいいと思ったので、通販で買っていました。 そして、資生堂のホワイテス(ハイドロキノン配糖体のアルブチン)より、格段に効くと思っていました。 そんな矢先にあの報道!! 1月の報道の時は、思わずフリーダイアルに「安全性が証明されてないのに、このまま売るんですか?」という電話をした私ですが、製造中止になろうとは。 それにしても相手に「弱いものいじめ」と受け取られるような追加試験の要望。 当局のお考えも分らないわけではありませんが、「肝発がんプロモーションのメカニズム」まで中小メーカーに求めるのはどうでしょうか。 発癌性でいうならば「タール色素」のほうが余程問題だと思いますが。 でも「安全性に懸念はない」との通達が出て、コウジ酸の製造が再開されたことを嬉しく思っています。 コウジ酸は効果が認められた数少ない美白成分のひとつですから。 あれ以降、デルメッド製品は買っていませんが「デルメッド通信」は送り続けていただいており、いつも心安らいでおります。 火の粉の降る中大変でしたでしょうに、恨みがましい記事や暗い話題は一切なく、消費者にお詫びのことばがあるのみで感心しておりました。 新しい美白製品も開発される中「コウジ酸・製造再開」の晴れやかな号を忘れることはできません。 **デルメッド(DERMED)** 陰ながら応援しております。 願わくば・・・ もう少し単価がお安いと購入しやすいのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 9, 2007 11:25:23 PM
|