支店長の年齢
これまた、よく知られていないが、支店長の年齢も重要なポイントである。30台終わりから40台初めにかけての支店長なら、出世頭の辣腕支店長だ。将来は本店に戻って営業部長や融資部長になるであろう幹部候補である。自分の実績を上げたいから、融資実績をあげるため、一所懸命だ。だから、多少無理目の融資でも果敢に取り組む可能性が高い。逆に、40台半ばから50台の支店長は、ダメ支店長である。出世競争に負けた奴か、吸収合併された側からの行員出身である場合が多い。55歳くらいで定年退職になり、銀行の関係会社に出向させられる運命である。だから、本店の顔色を伺いながら融資物件を本店に上げる可能性が高い。銀行によっても違うことがあるが、支店長の年齢や経歴は重要なポイントである。