カテゴリ:天気・天体
月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月
月が見えないからかわりに「月」がたくさん出る歌で満足しようとしてみました。 皆既月食は見えましたか?北海道では見えたそうです。 こちらはちっとも見えませんでした。 今回の月食は、月が出る前に食が始まっていて、地平線から出る頃には既に欠けているという珍しい月食。 天候に恵まれなくて残念です。 ちなみに文頭の歌は月が8つあるので陰暦の8月をあらわし、中秋の名月をさしている歌だそうです。 天候に恵まれなくて月が見えなくても月を思うのも趣があるという歌もあり 花はさかりに、月はくまなきをのみ、見るものかは。 雨に対ひて月を恋ひ、たれこめて春の行方しらぬも、なほあはれに情深し 徒然草で 花は盛りに咲いているのだけを、月は澄みわたったものをばかりを賛美するのであろうか、降っている雨に向かって見えない月を心に慕い、春が次第にふけていくのを知らずにすごすのも趣がある という意味らしいです。実際の御話はまだ続いています。興味のある方は137段です。 でも、やっぱり見たかった。 仕方ないので曇天に月を慕うことにします。雨はちょっと・・・。冬は寒いので。 参考文献 徒然草 安良岡康作訳注 旺文社文庫(凄く古い本。) 月に恋 ネイチャー・プロ編集室編 PHP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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