K-1リベンジ in 札幌 (フジ731)
目当ては、グラウベvs武蔵。 きちんとしたストレートを打てるようになったグラウベの圧勝を予想したが、 結果は、予想通り。 しかし、武蔵も空手出身で、多彩なパンチ(特にフック)をバンバン飛ばして来ない グラウベ相手には、善戦していた。 ピーターアーツは、ここ数年、本当に考えたいい試合をする。 今日もグッドリッジ相手に、”負けない”試合をしっかりとまとめた。 興行的には、いまひとつなのだろうが、こういう試合があると満足度が高い。 復活した天田ヒロミも、伊原ジムで蹴りの練習に励んだ成果が出ていた。 蹴りを練習することは、当然、相手の蹴りが見えてくるわけで、それがなければ 今日も相手のローに沈んでいただろう。 ギリギリまで持ちこたえられたことで、今後の展望も開けたと思う。 ボンヤスキーも、一度不覚を取ったマイティ・モーを相手に、非常に考えた試合運びで 上手く判定をものにした。 ただ、蹴りを主体にしすぎると、適正間合いがパンチに比べれば取りづらくなり、 本戦では苦戦するのではないだろうか? パワーはなくとも、素早いパンチをもっと生かすスタイルに変えれば、返り咲きも夢では ないと思うのだが。 藤本vsボビー・オロゴンは、見たくないほどのレベルの試合だった。 組み付いて倒そうとするボビーに、素人も仕留められない藤本のパンチのスピード。 こんなカードを組んでいるから、真のメジャースポーツになれないのだ。 本場のライト級以上のボクシング興行を見て欲しい。こんなカードは入っていない。 曙も同様。20数キロ減量ということだが、自分より大きい相手と闘うのに、相手より 速く動けなくてどうするのか? トップクラスの選手は別として、それ以外の選手が、リングに上がるレベルになって いない点、30年前のキックよりレベルは低い。 ファンとして、主催者側の一考を期待したい。