植木等さん死去
最近見ないな~と思っていたら。 シャボン玉ホリデーの頃は幼稚園~小学校に上がる年頃だった。 「無責任シリーズ」は中学生あたりでTVなどで観た。 どちらかというと、浜美江が目当てだったような気もするが。 昨日の報道では、「植木等=高度成長期=団塊世代の青春」という単純な 関係性と、「高度成長期は良かった」という、それこそ無責任なコメントが目立つ。 先日は、あしたのジョーまで団塊世代のシンボルとして某国営放送で特集して いたのには呆れた。 私自身、高度成長期に幼少期を送り、自営業を営んでいた父親の姿から、 経済的な活気は感じていたが、当時、親父は30代。 人間として、男としての活気が、幼い私には、高度成長期と混合されて 記憶されたのかも知れない。 実際は、100歳以上のお年寄り~2~3歳の幼児まで、幅広い年代の人が、 ひとつの時代を共有しているわけで、年齢範囲で10年程度の年代と時代を 結びつけると、至極単純な図式が出来上がってしまい、想い出も色褪せて しまおうというものである。 TVなどでは一応、各世代代表を取り揃えてはいるが、アンポンタンが多く、 まともなコメントが出来ない。 単純な図式と、安直なキーワード選定で無駄な放送時間を使うより、ひたすら 街頭インタビューでも放映してくれた方がまだいい。 これだけチャンネルがあるのだから、それぞれ特徴を出して欲しいと思う。 もっとも、”局数>>良質”な制作会社という現状では、コンテンツが似通ったり することも仕方のないことだが。