やっとまともな 火星
一昨日の酷いシーイングに懲りずに、昨夜、そして今夜も火星を観た。 良好なシーイングを得るためには、根気だ。 今夜はやっと、眼視観望でも、しっかりと表面の模様が確認できた。 これが火星だ。 私は、木星が一番好きなのだが、惑星観望者・観測者の中には 「やっぱ火星だぜ」という方は多い。 2年2ヶ月周期で衝を迎えるため、隔年でしか観望好機は来ない上、 接近距離が大幅に変わるので、”希少性”があることと、100年以上 前からの”運河~火星人”ブームで醸成された”神秘性”も理由なのだろうか? 55,758,006kmまで接近した 2003年に比べて今回は 88,165,305km と 1.6倍の距離までしか近づいてこない。 その上、惑星観測には理想的とは言い難い冬の衝では、過度な期待は 禁物である。