”庶民感覚”なんて不要
新しい首相が、「庶民的だ」と持ち上げるマスコミ。 頼むから、一国の宰相に、「庶民感覚」なんて期待しないで欲しい。 国のリーダーに必要なものはまず、「どういう国を作っていくか?」 というビジョンである。 そして優秀なスタッフを選ぶ能力である。 「庶民感覚」なんて、気のきいたスタッフ経由で吸い上げればいい だけの話である。 今回の組閣を見た限り、新しい首相にも何の期待も持てない。 党内バランスを最優先した人事、財務大臣などは、マスコミ受けのいい 元アナウンサーを配置。 アナウンサー出身のクセに、TVに出ると「お国訛り」で大衆に媚びる この財務の素人を操り、財務省の言うとおりに増税をするのだろう。 自分が「賢い」と思い込んでいるから、官僚の罠に嵌るのだ。 リーマンショック以来、国際的に景気が下向いているときに、日本まで 景気をさらに悪化させるリスク。 中国のバブルは早晩弾けることを考えれば、まともな政治家なら、 まず、景気回復を考えるべきである。 復興も短期では済まない。基本は景気を回復させ、復興期間中、維持する ことである。 まず、その案を徹底的に思考すべきであろう。