クールダウン
若い頃、某会派に所属していた時、その団体の「伝説の先輩」が、 「部類の風呂好き」ということで、とにかく、疲労も怪我も、 「風呂で治せ」という風潮があった。 元々、のぼせるタイプで、長風呂が嫌いな私も、無理して長めの 風呂に入るようにしていた。 確かに、血行が良くなるので、疲労回復には良かったようだ。 が、強度の筋肉疲労、そして怪我(打撲)などに関しては、当時から 疑問を感じていた。 そんな時に限って、往年の名キックボクサー、沢村忠の記事などが 出て、 「試合間隔が短かったので、打撲などは熱い風呂に浸かって、 回復を早めた。最初は痛むが、治りは早い」 などと書いてあったりする。 今では、自分の経験的知識以外にも、ネットでちょっと探すと、様々な クールダウン手法、理論がすぐに見つかる。 が、よく読んでみると、結局、 「自分の身体で試して見なければならない」 ということに行き着く。 私の場合は、通常の稽古では、稽古体系としての整理運動と、 ストレッチ程度である。 筋トレをやった場合は、これに冷水・温水を交互にかけるような クールダウンを行っている。 冬場は、温水を掛けても効果が薄いので、熱くした湯につかるか、 ジムの場合、サウナを使っている。 かなり追い込んだ時には、冷水の代わりに、保冷剤を使用したりもする。 年齢を重ねている分、ケアに使う時間を増やしているが、おかげで現時点 では快調である。