稽古
月曜日の稽古。 期末で皆忙しいが、年が明けてからの出席率は良い。 「ストレス解消」目的の女性会員Yさんが参加したので、グローブを着用 しての組手を中心に行った。 他のメンバーが皆受けに回るのだが、Yさんが素人とは思えない上達ぶり なので、今回から、こちらも多少攻撃するようにした。 もちろん、顔面を突くわけにはいかないが、頭部を軽く押さえたり、 ローキックなどは軽く当ててみた。 他のメンバーはと言えば、まあ、まるで名人のように回り込んで受けたり、 上体を揺らして上手くかわしていた。 まったく、上達したものである。 Yさんは遠距離通勤なので、1時間ほどで上がり、その後、流れのままに、 残ったメンバー同士で、グローブをつけたまま組手を行った。 もともと身長・リーチともあるメンバーたちとの組手は、楽しかった。 彼ら同士の組手も、見応えのあるいい動きだった。 攻守のバランスのとれた、教科書のような組手であった。 そのまま、いい気分で返してやりたかったのだが、「武道」としての 稽古ではそうはいかない。後半は、グローブを外し、素手での組手となった。 先ほどまでの伸び伸びとした動きは消え、彼らの顔からは、油汗が。 私もラッキーパンチで鼻など折られないよう、万全の受けを頭に置きながら、 ジリジリと詰めた。 突きを警戒するあまり、構えの硬くなった間隙を縫って、顔面や腹に 蹴りを決めた。 最初から素手で相対してきた初期のメンバーに比べ、やはりまだ「慣れ」 と「度胸」が必要なようである。 然し、かなりのレベルまで来ているのは、嬉しい限り。