200人の日本人を救出した機長・オルハン・スヨルジュ氏
産経新聞に訃報。 イラン・イラク戦争時に「腰抜けニッポン」がテヘランに取り残された 邦人200名以上を救出できないでいた時、トルコ政府の命を受け、 オルハン・スヨルジュ機長が、邦人を救出してくれた。 遅ればせながらで、2006年に旭日小綬章が送られたが、私を含め、どれだけ の日本人がそれを知っていたか? そのオルハン・スヨルジュ氏が87歳で天寿を全うされた。 以前、トルコ地震に駆け付け、余震に巻き込まれ亡くなったNPO所属の 宮崎淳さんの記事を書いたが、お二人の延長線上には、エルトゥールル号 遭難事件がある。 日本とトルコの友好関係のキーワードとも言える事件である。 ご興味のある向きは調べていただきたい。 スヨルジュ氏の事を「日本の経済支援目当て」などと揶揄する向きもあった が、動機はどうあれ「命を賭けて邦人を救出してくれたこと」に変わりは ない。 その一点に恩義を感じ、冥福を祈れるのが日本人であるとも思う。 私はご冥福をお祈りしたい。