2023年度の国際経常黒字は過去最大の25兆円を突破したとのことです。
円安動向の影響もあっての自動車輸出回復等に拠り、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支の赤字幅が3兆6000億円弱と前年度17兆8000億円から約80%減少。
モノ以外の「サービス収支」も赤字幅が約50%縮小し、2兆5000億円弱となりましたし、「旅行収支」は、訪日客の増加で、黒字額が3.6倍の4兆2000億円強と、過去最大を更新した。
企業の海外投資での利子や配当金等の「第1次所得収支」も35兆5000億円強と過去最大となりました。
特に海外からの「第1次所得収支」増加が国際経常黒字最大の要因で、これは子孫の為に未来を見越した先人の投資のお陰と言えるでしょう。
国内的には、円安で輸入物価が高くなって節約生活が浸透していますが、エコノミストからは「消費減少が13ヶ月連続だが減少額は市場予測より小さく、「消費は緩やかな回復基調にある」と指摘が出て来ている様です。