国立と言う名称を抱いている大学でも、授業料の高騰が止まりませんのは、教育助成金が大幅に減額されているのでしょう。それにしましても、貧困家庭では進学させることが難しくなっていると思われます。
国立大の授業料の引き上げは、東京工業大と東京芸術大が2019年度に初めて踏み切った他、一橋大や千葉大などにも広がっています。
此処に来て、最高学府の筆頭格である東大も授業料の値上げを検討していることが分かった。授業料が文部科学省令で定められている上限まで引き上げられた場合、最大で約10万円増える可能性がある。
国立大の授業料は、省令で年間53万5800円を「標準額」とし、2割増の64万2960円までを上限に各大学が定める仕組みとなっている。東大の授業料は現在、標準額の53万5800円となっており、学内で検討を進めている。
私は1960年に入学1964卒業でしたが、授業料は年額9000円でしたし、東京都育英会の奨学金を受領していて、高校では月額1000円に引き続き、大学では月額2500円となっていて、安田講堂1階の事務室で受け取っていましたので、授業料支払いを滞ることはありませんでした。
その都育英会奨学金は給付型では無く要返済型でしたが、何と無利子でしたので、卒業後に就職して10年で完済出来る緩やかな時代でした。