昨日の雨模様の天気から、晴れ間を覗く空となって、勇壮な雲が浮かんでいます。
象徴派詩人ボードレ-ルは「パリの憂鬱」詩集の中で、雲の芸術性を謡っています。
異邦人よ、では一体何が好きなのだ?
-あそこに過ぎ去って行く雲、あんな素晴らしい雲、これが好きなのさ!
qu’aimes-tu donc, extraordinaire etranger?
- J’aime les nuages.. les nuages qui passent.. la-bas.. la-bas.. les merveilleux nuages!
聞く方がTutoyezしてびっきら棒なのですが、答える方はVousvoyezして丁寧に答えているのです。ボードレールは繊細な精神の持ち主なのです。
私の母も雲は芸術だと言って好きでした。亡くなってからもう31年になりますが空に浮かぶ素敵な雲を見ますと思い出されます。
父がギャンブル依存症となり、家庭生活は破綻したのですが、米軍人への派遣家政婦として働き、その後は高利貸しから借金をして借用地の一部に学生用のアパートを建て増しして経営して成功すると言う商才があったのです。