テーマ:気になったニュース(31013)
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欧州での脱酸素社会ではEVは宜しく無いと判断されてブームが終了を迎えことによりトヨタ自動車はEV車生産台数を30%縮小することに決めた様です。 それでも、北欧ではEV車の販売数は衰えず、中でも最もEV販売比率が高い地域はノルウェーで、人口約543万人、面積は日本より僅かに大きい約38万5000㎞2に過ぎません。 2021年に販売された17万6276台の新車の内、およそ65%がEV、PHEVも含めるとその比率は約86%にまで跳ね上がり、内燃機関車(HV含む)は僅か14%程度となっています。 ノルウェーでEVの販売比率が高い背景には、政府による強力な普及推進政策があります。EVに対しては、輸入関税や購入時の付加価値税が免税となるため、ガソリン車よりもむしろ安価に購入することができます。 ノルウェーは電力が充実した国であり、アルミニウムの精製等の電力を大きく消費する産業が豊かです。その殆どが、水力発電や風力発電、太陽光発電といった再生可能エネルギーで、ほぼ全ての電力を再生可能エネルギーで賄う電力自給率の非常に高い国なのです。 再生可能エネルギーの大部分を占める水力発電は、春から夏にかけて貯水池にためられた雪解け水を、降水量が少なく、電力消費量が多くなる冬に利用するという構造です。 一方、日本ではあまり知られていませんが、ノルウェーは世界10位の石油輸出国であり、天然ガスについては世界3位の輸出量を誇る資源大国でもあります。 電気はためておくことが困難ですので、EVを普及させることでクルマをバッテリーに見立て、余剰電力を少なくしているという訳で、単に環境問題への配慮からEVを推進している訳では無く、EVを普及させることは、自国を守って行く大切な戦略なのです。 一方で日本の新車販売台数におけるEV比率は約1%、PHEVを含めても約2%程度であることを考えると、非常に大きな違いがあることがわかります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.09 08:53:11
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