テーマ:政治について(20230)
カテゴリ:Politics
自民党総裁候補の高市早苗女史の主張は、中国の領土領海侵入による尖閣諸島への領土奪取計画、ロシアに依る北方領土不法占拠、韓国の竹島不法占拠等は国益を損ねる行為で、是正されなければならないと主張して、それに対抗するには、日米安保体制を維持しつつも、侵略に対して国民が逃げ惑うばかりで、米軍に頼るばかりでは米軍にも情けない国民として蔑まれることになって、真の安保体制では無いと主張して、特に憲法9条を改正若しくは廃棄して、自らの国防軍備を充実しなければならないとするのです。 日本国憲法9条は、1946年の起草以来、大きな議論の的となってきた。自民党の各派閥は、軍事力に対する制約を弱め希薄化する為に、この規定を改正しようとして来たが、市民による抵抗もあって、現在に至るまで、阻止してきたのである。憲法9条に課せられた制約を緩めようとする自民党の策動に反対する人々は、憲法9条改正に反対することが、中核的な価値を守る最も有効的な方法であると歴史的に考えてきた。 その根底に横たわる懸念とは、次のようなものである。 憲法9条改正に譲歩することは、最終的に消去する方向へと歯止めを解くことにつながる、と言うものだったのである。保守勢力が改正は、日本が「普通の国」となり、国際的な義務を実行し地域的な安全保障上の脅威に見合った防衛体制を展開するには不可欠なものと考えて来たのに対し、革新勢力は、再軍備、アメリカの戦争に巻き込まれることを懸念して、如何なる改正をも防止することを選択して来たし、この規定が日本に貢献したと信じ、そして武力紛争に日本が拘わることに対して課せられたこの中核的な制約を維持したいという願いに賛同者としてそう語る。しかし、現行規定に固執することは維持出来ず、政治の勢いは憲法9条改正を支持する方向へと進んでいる。従って、憲法9条の擁護者は、日本国民に対して提起する有意義かつ説得力のある代替的な改正案を展開しなければならないのである。憲法9条についての近年の「解釈変更」は、時が経過しても生き残り、憲法9条改正を支持する主張は有力なものとなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.14 08:27:15
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