米欧の制裁下で接近を続けてきたイランとロシアのメディアに最近、ロシアのウクライナ侵攻にも大量のドローン武器を供給して、戦力維持に貢献しています。
しかしながら、蜜月とされてきた両国の関係については、イラン側は「両国は戦術的同盟国で、全てに於いてロシアがイランに賛成してくれると期待してはいけない。大半の分野で利害が一致し、長期的に協力する国を「戦略的同盟国」と定義するが、イランとロシアは多くの問題で立場が異なり、米国という共通の敵に対して一時的に手を携える「戦術的同盟国」に過ぎない」と位置付けている様です。
一方、日本は石油採掘や石油精製プラント構築に協力して来たことで、石油輸出入に優先権を確保出来る等、両国関係は良好を維持して来たのです。
そんな折、先月8月、イランが唐突に「北方領土は日本固有の領土」と主張することになりました。
実は、日本イラン駐在大使とイラン外交戦略評議会議長との7月会談で、「イランは原則として、軍事介入や国家主権・領土保全の侵害に反対している」と強調していたのです。
ロシアとの間で何かあったのか?それともウクライナ侵攻支持に変化があったのか定かではありませんが、日本にとっては朗報と言えます。