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宮城県石巻市と女川町に位置する女川原子力発発電所は東日本大震災にて被災しましたが、福島第1原発とは異なり、メルトダウン事故は起きずに済んだのは幸いでした。 事故が起きなかったのは、冷却水ポンプが稼働していて炉心冷却が出来ていたのが主要因でした。 大震災時、女川原発でも全3基が運転中で、其処に震度6弱と約13mの津波に襲われたのです。外部電源5回線の内4回線を失い、2号機では浸水で非常用ディーゼル発電機2基が停止してしまったのですが、1回線外部電源と1、3号機用の非常用ディーゼル発電機に依って、冷却水が原子炉内の冷却機能を果したことで、炉心メルトダウンは防ぐことが出来たのです。炉壁および炉心は大地震にも耐える強度設計にはなっていたので言わずもがなの結果なのです。 福島第1原発では、全ての非常用ディーゼル発電機が地下設置となっていましたので浸水で停止しまい、冷却水ポンプを稼働出来ずに、炉心放熱を冷却することが叶わずにメルトダウンと言う最悪の結果となるに至りました。 女川原発では、施設の耐震設計を580ガルから1000ガルに引き上げ。津波高さも23.1mに設定して高さ29m、総延長800mの防潮堤を新設する等、工事費約5700億円を費やした改善工事だったのです。 多分、非常用ディーゼル発電機の設置場所は浸水被害の無い高所に変更したと推断しています。 1号機は2018年に廃炉が決定されていて、3号機は2号機に続いて再稼働が検討されているとのことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.31 07:45:10
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