昨晩から早朝まで雨でしたが、曇りから薄日が出て来て晴れに替わり、気温も20℃を超えて中秋とも思える気候となりました。
小倉百人一首に天智天皇の御製として秋の歌が詠まれています。
秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
天智天皇は中大兄皇子として大化の改新の首謀者となり、蘇我氏滅亡を成功させましたが、中臣釜足(後の藤原釜足)の暗躍を許して、その後に藤原氏の摂関政治の温床となりました。
又、次期天皇として弟である大海人皇子を皇太子としていましたが、実子の大友皇子に変更することで、死後本来の天皇継承は大海人皇子にあるべきだとする勢力が台頭して、壬申の乱が起きて大友皇子は放逐される結果となりました。
権力争奪戦は熾烈なもので、家族親戚愛とは一線を画する事案となる様です。