私設黒ネコ同盟横浜・港北支部

神奈川秋季大会は３回戦が行なわれ、保土ヶ谷球場第１試合では昨夏代表の桐光学園が

今年の春選抜優勝であり今夏代表の横浜を５－１で破りました。

桐光の先発、立木（ついき）が横浜打線を５安打、１点に抑えると打線も横浜の土屋、浦川の

両投手から着実に加点しての勝利でした。

桐光０１１０００２１０＝５
横浜００００００００１＝１

去年の秋、夏にベスト８にも入れず県民の怒りを買い、横浜を相手に完全アウェーの雰囲気の

中戦って敗れた姿とは変わっていたようです。

桐光は実に対横浜２２年振りの勝利であり「歴史的１勝」とも言えます。

桐光の公式戦対横浜全成績

８０夏・３　　×桐光０－１２横浜　※１
８０秋・２　　×桐光０－１１横浜
８４夏・５　　○桐光５－２　横浜　※２
９２夏・４　　×桐光２－５　横浜　
９６秋・４　　×桐光１－９　横浜
９８夏・決勝　×桐光３－１４横浜　※３
００夏・決勝　×桐光３－５　横浜
０１夏・決勝　×桐光７－１０横浜
０４春・準々　×桐光０－１　横浜
０４夏・準々　×桐光２－５　横浜　
０５秋・準決　×桐光２－６　横浜　※４
０６秋・３　　○桐光５－１　横浜

※１・・・横浜は愛甲猛（元ロッテなど）を軸に全国制覇。
※２・・・この年から桐光に野呂雅之監督が就任。以後の桐光は全て野呂監督。８０年の
２試合の監督は筆者の調査力不足で不明。横浜の監督は全て渡辺元智（旧名・元＝はじめ）監督
※３・・・横浜は松坂大輔（西武）を軸に全国制覇、史上５校目の春夏連覇。
※４・・・横浜は翌春（０６年）の選抜に出場し優勝。

上にも書いた通り野呂監督就任１年目でベスト８に進んで以来（その後準々決勝でオリックス

などで活躍した高橋智のいた向上に０－１５で敗退）の勝利でした。ついに巨大な壁を越えた

桐光、このまま春の舞台に立つことは出来るでしょうか。「選手の潜在能力は本来高いのに

何故か負ける」「取るべきところで点を取れない」かつての桐光の姿は消え去った・・・

のでしょうか？なお桐光は４回戦で日大高校－桐蔭学園の勝者との対戦です。

野呂監督の話をすれば彼は早稲田実業の和泉監督の同級生。「和泉が優勝したんだから次は

俺の番だろうよ」という思いはきっとあるでしょう。