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カテゴリ:日常
歴史はかなり古くて伝統もある町なのですが、20年ほど前からドーナツ化現象が激しくなり、今では見事なシャッター商店街が駅前に1キロほど広がっています。 先日帰郷した際、あまりにも人気が無い町に、異空間に入ったような気がして怖気がしました。最近の駐車違反取締の改訂もあって、路駐の車も無くなっているので、スッカラカンになっています。おかげで良い写真がイッパイ撮れましたが。 生まれてこの方、「不況」という言葉しか聞いたことの無い私です。 いざなみ景気とか朝鮮特需とか、1950年代後半から60年代前半ぐらいまでが、大垣が最も栄えていた頃らしく、市内にある鉄筋のビルといえば、昭和40年代前半までに建った物が主流で、それから建て替えられておらず、今でも昭和のムードイッパイです。 そして住宅はそれ以前・・・特に空襲に遭わなかった場所の物は、弟一家が住んでいる家のように、明治・大正の家だってイッパイ残っています。でも、手入れもされず、住む人も居なくなってしまい、荒れるに任された廃墟が多いのも事実。 ああ、まったくもってもったいない。文化の立ち枯れ、伝統の廃棄。 川縁に得体の知れないオブジェを作っている場合じゃないのになぁ。 見事にシムシティ失敗、も典型です。 郊外に巨大ショッピングモールを建てまくったのも、市内衰退の一端なのではあるけど、市政が地元をしっかり見ずに、浮かれた都会のまねっこばっかりしていたのが、一番の原因じゃあないかと。ITとか言う前に、やることあるだろーが。 5.6年前は、それでも市内を老人が歩いていたけれど、最近はそんな人も見なくなりました。 人間そのものが居ません。 誰もいない、人の住まない城下町は、もの悲しさを通り越して不気味ですらあります。 老朽化して危険になる前に、あの昭和初期のビル(サッシですらない)をなんとかするべきだったのよね。 駅前周辺は、すでに開発しつくされているのだから、そっくりあきらめて巨大マンションとか、居住地を増やすべきだったと思うのよ。 って言うか、公団住宅でも良い。賃貸だって、安ければ考えるよ。 ファミリー層が快適に暮らせる場所が、駅前に安価で手に入るのなら、私だったら住むね!絶対! これからガソリン代がドンドン値上がりしていって、日常生活に車を使用できなくなるほど、燃料費がかかるようになったら・・・恐い。恐いなー。 日本の経済、オイルショックなんて目じゃないぐらいの恐慌状態に陥るんではないかしら。嫌だな~。 東京に帰ってきてほっとした。 人がイッパイいる!駅前商店街がにぎやかで、元気があって店が開いてる! とにかく活気のある場所でないと、落ち着かない性質なのです、わたし。人ごみとかも嫌いじゃない。だからコミケとか、大勢の人間がぶわーっといる所に行くと、すっごく元気が出るんだよなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月03日 16時21分57秒
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