奇譚報道blog

オリジナル創作同人誌オンリーイベントであるところのコミティアですが、見本誌は当日ちゃんと読める場所があります。
いわば読書会も同時に開催されている・・・んですが、買い物しているとなかなか読んでいる時間は無いし、読みふけって買えないのも困ると言うことで、北とぴあまで読書会に行ってきました。

どこかの雑誌だか新聞だかの説明で「コミックマーケットは、漫画家志望のアマチュアの祭典」とあったんですが、それっていつの時代の事なんだろう･･･と思ったのが一週間ぐらい前のこと。
「漫画を中心とした自費出版物の展示即売会」とした方が、現在のコミケを現せると思う。出版にはCDとかDVDとか、そういう物も入るしね。
まぁ確かに、80年代前半ぐらいまでは、プロデビューしたら同人からは抜ける、というのが常識だった時代もあるにはあったけど、今はねー。
コミケにしろコミティアにしろ、プロの比率は年々高まっているのではないかと思う。同人誌でないとできないことや、同人誌だからできる事って、本当にイッパイあるからなー。

で、それほど長居はできませんでしたが、初めて行った北とぴあは大きくてキレイでにぎやかで、とても活気のある公民館でした。セシオンと比べるとなんだか羨ましいなぁ。
フラダンスの発表会やら、子供の発表会やら、イベントもいっぱいあるようで、ホントににぎやか。
でも、読書会会場はしんと静かで、図書館という雰囲気でした。

11時～14時まで滞在。机４卓ぐらいかな･･･読んだの。主に少女向けを拝読。さすがに絵が達者な本が多いですな。プロ裸足というか、セミプロとかプロの多い卓だったらしいです。
惜しい！ものから、満足･･･そして、続きは？というのとか、本当にいろいろあるのだけれど、自分が反応する本がどれもFT系だってのがなー。いやー、わかってるんですよ、自分の趣味は･･･。三つ子の魂だよなー。

でも、日常エッセイだって好きだし、BLだって百合だって読むぞ。でも百合モノにはトラウマがあるんだよなー、すっごく面白くて感動したっていうのに、後書きで言わずもがな、な事が書いてあって、なんだかすごく読者は傷ついたのだった。（ワタシはこういった趣旨の漫画を描いたけど、自分は同性愛者ではありません、勘違いしないで、という意味合いの後書きが･･･。いや、連続殺人の物語が書いたあるからって、作者がそういう性質だとか経験があるとか考えたりはしないんだけどなー。なんでこんな蛇足をするかなー･･･そんな脅えなくてもいいのになー）感動させてもらっただけに、あれはなんだか･･･夢を破られた感じだったよなー。良い映画を見た後で、こんなのタダの嘘っぱちに決まってるじゃん、て言われた感じに似てるなー。

ああ、なんか脱線しちゃった。

コミティア自体も男性参加者が一般参加・サークル参加ともに増えていて、ちょっと男性向けイベントっぽいムードになりつつあるんですが、それは一時期かなりのスペースを占めていたBL系を、別枠でオンリーイベントにした影響であるのは否めないと思う。
確かにあのままだったら、8割ぐらいは腐女子系になっていた可能性が高いけど、コミティアは男イベントだと若い層に思われるようになるのも、いささか困るかもしれない･･･。
住み分けは大事だけれど、バランスも大切だからねぇ。
もうちょっと、女子率を上げてもらえるとありがたいのだけれど･･･。どうしたらいいのかなぁ･･･。