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2006年10月12日
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カテゴリ:同人誌
遙か昔の事だけど、「高千穂遥は、全てを道にする」というような文を読んだことがある。
道っていうのは、スキー道とか読書道とか華道とか・・・まぁ、そういう道を意味するんだけど。
男性は、そうやって道を作るのが好きなんだ、と思った最初の記憶です。
クラッシャージョウが大好きだったんですよ、ええ・・・サインもいただきましたよ。「血はリングに咲く花だ」って書いてありましたな。

ひとつの事象を、解体し分析して評価し記録するという事を、楽しんでするのは男性が多いと思う。アニメFC系の同人誌などでも、ストーリーの追っかけとかレビューをメインにする誌は、作り手が女性であっても、読者のほとんどが男性でした。
そういう単純で簡単な例や記憶からいっても、そういう傾向があると言うしかないと思う。
自分のしている事や思考を、分析されたり記録されたり、あまつさえ奥底まで研究されるというのは、女性はある意味で不快感を感じるのかもしれない。

世間に無視されてるんじゃなくて。
自分を語りたいと欲する者が、そこに居なかったからではないだろうか。
それどころか、できるだけ自分を見ないで欲しいと願っているとしたら。
だって、自分で自分を直視して、醜い自分がそこに見えたら、哀しくてやりきれないもの。
それなのに、内側から語ろうとする者が居たら?
少しでも間違っていたりしたら、絶対許せないなぁ。
言わないで、語らないで、そっとしておいて、誰もこちらを見ないで、気づかないで。

ライトノベルも、男性作家が圧倒的に増えた途端、評論とか話題とかになるようになってきましたな。
世間の話題にもならなかった10年前ぐらいは、そのほとんどが少女小説から派生した女性作家ばかりでしたから。無視されていると言えば、その辺りもそうだったかもしれない。
でも、読者は男性が多かったんだけどね。だから、その後デビューした作家が、男性に変わって行ったんだと思う。

システム化とか組織を作るとか、世界の構築と政治が好きだという性質は、遺伝子レベルの問題なんだろうか?同人誌とかを見ていると、そう思う。少なくともあそこは、好きな物を好きなように作っても良いところなんだから。誰もそれを止めない。
自分が作りたい物を、読みたい物を製作するだけで、もうイッパイイッパイだった私には、男性たちが自らを見つめ、自らを分析する事が好きだなんて、そんな事がどうして好きなのか?と、私は逆に問いたくなる・・・。





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最終更新日  2006年10月13日 02時13分29秒
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