奇譚報道blog

Ｌファンが抱いていた行き場の無い鬱屈が、映画で昇天！成仏！あ～～スッキリした！気が晴れた。
ありがとう！ありがとう！もう思い残すことは無いよ･･･。
って、なんだかものすごくしっかりしたファンジンを読んだ気がするよ。昔の同人誌みたいだよ。納得できなかったＬたんの処遇も、飲み込めなかった様々な矛盾も、この映画で氷解。
頭の良いヒトって、どこにでもいるんだなぁ。
まったく～。ナニはともあれ、この物語の解体と分析と再構築と解読は、期待以上でした。

吉祥寺と阿佐ヶ谷が各所に出てきていました。
ラストに出てくる商店街の撮影は、生で見ていたしな。遠くに加賀さんの背広が見えていたんだよね。あんな真夏に真冬の撮影なんて･･･不思議。そしてちゃんと雪に見えるのもスゴイよな。
原作より２割増しぐらいに「ワルイ」ライトでしたが、とっても愛されていた･･･。家族に、もう本当にあふれるぐらいの愛に包まれていたというのが･･･。
正義を護りたいと、悪を減らしたいと心から願っていた青年が、なんでこんな事になっちゃったんだろう･･･って、死に神だよ、死に神！リュークの悪戯だったんだよ、全ての悪夢と惨劇の大元は！！んなの判りきってるのに、すっかり忘れてたなー。
最も罪深いのは、死に神リュークなんだよなー。そういえば。それでレムも消滅することになっちゃった訳だし。
リュークってスゴイ悪キャラなんじゃない？

とりあえず、私が一番驚いたところと言えば。
原作では「デスノートを使った者は、天国へも地獄へも行けない。つまり･･･そんなモノは無いってことだ」「悪人も善人も、デスノートを使った者も全て同じ、無になるだけ」（魂なんか無い・あるのは寿命だけ）
という概念とルールで構成されていた世界だったのが。
映画では「デスノートを使った者は、天国へも地獄へも行けない・無だ」
と、リュークがライトに宣告するんだよね。･･･・それって、使った者は？って？･･･そこで、区切るのか、映画のリューク！映画では、デスノートの使用者にペナルティ有りなのか？

そこんとこにびっくりしましたよ。エヴァンゲリオンで「魂がエヴァの水溶液に封印されてる」みたいな台詞を聞いた時と同じぐらいビックリした。だって！ＳＦモノに魂の概念って、ほとんど無かったし、追求しなかったし、言及しなかったし！
だからデスノの映画でも、びっくりせざるを得なかったんですよ。
そうか、天国も地獄も死神界も、この映画の中には「あの世」が、「黄泉の国」があるんだねぇ。
地獄少女もいるんだわなぁ。