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カテゴリ:小説
聞いた話だと、USAには同人誌という概念そのものが無く、絵が描ける=プロだそうな。日本人ってば器用すぎる民族だよなぁ…。絵が描ける人口の多さときたら! こんな私でも、USA的に描ける描けないで見たら、描ける方に入っちゃうんだからさぁ。しかし上には上があるのですよ…日本ではとうてい、お金をもらえるような腕じゃないよ。 今日は初っぱなからコミックマーケット協力企画1「コミックマーケットとは何か」です。演者はサトミちゃん その後は、ディーラーズルーム+アートショーを見学に。 ライヴでイラスト執筆中!って言うところに出くわして目が点。こんな場所で衆人環視で、よくもまぁ描けるものだわ。プロだわ、すごいわ…。 そして戻ってきて、「高千穂遥先生とお茶会」に紛れ込んでみました。 初めてのSF大会でサインを頂いて以来です…って、あの頃の先生は今の自分より若かったのだわぁ!!!ぎゃー。 席がほとんど埋まっていたので、一番前の席のあたりで。噂に聞いていたけど、面変わりするぐらい痩せて…っtえいか。引き締まっていて、某トミノ監督とイメージがシンクロ。 …何か…似たものを…感じる…何故。 「クソゲーライブ」とか「スチームパンク・歴史の改変」「アヴァン・ポップ」とかにも行きたかったのですが、ダメでした…時間重なりすぎ。 本日のお目当ては「やおいパネルディスカッション~やおいVSスラッシュ・フィクション」です。楽しみにしてたんだー!! 演者は 小谷真理、アン・ハリス、イミー・トムソン、ひかわ玲子、大串尚代、金田淳子、野阿梓、柏崎玲央奈(敬称略) 海外からいらした作家も交えて、やおいとスラッシュの歴史から等々と。 日英のダブルリンガルだったので、時間がものすごく押せ押せになってしまい、概要説明でほとんど終了してしまったのが残念。ああ、もういっそやおいの歴史とかは、スライドパネルか何かの一目瞭然にしてしまって、時間を節約したら良かったかも。 もっと色々と聞きたかったのに。 野阿梓先生とエロ系の趣味が一緒なのが嬉し恥ずかしだなぁ…(;´д`)トホホ…。デビュー作って、その作家の全てが入っていると言ってもいいんだよね…あうあう。 野阿 梓 アン・ハリス 企画終了後、ひかわ先生をつかまえて、むりむりご挨拶しました。SF大会はいいね!こういうことしても良いとこなんだもん。忙しいところをスミマセンでした…。 続きの脚本仕事があるといいなぁ。クリセニアンの続きのドラマCD,出て欲しい~。 コミックマーケット協力企画2「コミックマーケットとSF大会」も参加。 SFというものがサイエンスを意味していたのはもう遠い昔の事で、今は非日常、非現実、メタフィクション、そして誰も考えつかない、そしてやったことのない面白いことを現実化すること、になっていると言うことで、コミケとSFの関係は深いのだ。 若年層にとってサイエンス=化学+科学が、罪悪感を匂わせる存在になったのはいつからだろう。アラレちゃんとドラゴンボールの辺りがターニングポイントだったような気がする。科学技術じゃ幸福になれない気がするのは、それによって不幸になった人間達を見てきたからで。それで「気」「波動」「スタンド」という別概念のエネルギーが台頭してきたのではないかと。 そういった形の無いものを重んじる文化は、もともと日本では一般的だったから、受け入れやすい土壌はあるんだと思う。もう少し前だと「努力」「根性」「気合い」で何とかなる、みたいな概念のものが多かったし、戦前はもっとだ。「大和魂」「忠国」的なもので頑張っていたし。 どちらにしても、イマドキの日本SFというものは、ATフィールドを放棄して、全ての物語に深く浸透した代わりに、ジャンルというカテゴリーを失ってしまっているのは確かかも。あえてSFという言葉を必要としないぐらいに、物語の世界では当たり前になってしまっているから…。 そして一番の問題点は、SF者はカテゴライズが好きだから、完璧に条件が当てはまるものでないと、はじきがちだってことかな。嘘科学も嘘技術も嘘未来も嘘過去も、全部面白いんだけどなぁ。 「ファンタジイと伝承音楽」「知財としてのSFマンガ・アニメ~文化を発信する国として~」「日本特撮TVヒーローの現在」「日本刀を作る」「オープニングアニメーションディスカッション」「夢枕獏 SF寄席」「テーブルゲームの部屋」「フィルク」「サイファイテーク」 行きたかったけど行けなかった企画がこんだけあった!!!。行きたかったなぁ…。特に獏先生の落語~。 全ての企画は終了しましたが、SF大会の本当のお楽しみはこの後…。夜はいわゆるオフ会乱れ飛ぶのが恒例だと言うことなんですが、今回の会場は割高(超高級ホテルだからね)なので、意外と少ないという話。 昔は作家先生たちが音頭を取って、自主的飲み会とかがバリバリあったらしい。それがSF大会なんだそうな。コミケットよりずっとフランクなんだなぁ。さすが、米国生まれのSF大会だ。自主的であり、かつフレンドリーでもあると。 で、伝言板にあった「茶道の会」みたいなパーティにお邪魔しに行きました。ホテルの一室、本当に個人的なお部屋で日本人も欧米人も交えての小さなお茶席。お抹茶を頂いて…きました。しまった!参加費を…忘れてきたような気がします。お茶菓子でも持っていけば良かった。ダメだ初心者は~。 18:30からのメインホールで見た「スタートレック・ニューヴォヤージ:ワールド・イナフ・アンド・タイム」は、ミスター・カトウ(この名前は日本での放映時のみで、本来のキャラ名は、スールー)を演じていたジョージ・タケイさんが出演してくれたという、ファンの作った映画が上映されました。 これって二次創作って言ってもいいよね!それもシリアス!!トラブル+恋愛+泣かせという、スタトレファーストのお約束がてんこ盛りで、すっごい面白かった!ちょっと萌えなシーンもあったし。 もちろん、他の役者さんは違う人なのですが、ものすごく所作とか演技の癖とかを再現しているので、だんだんカークやスポック、ドクターに見えてくるのが不思議。絵柄の違う作家が描いていると思えばいいのだ!って感じです。 何かもう…アメリカでこういうのが作れるってことが、もの凄いと思う。版権とかすごいうるさいんだろうし。 日本でウルトラマンとかの二次創作は見たことがあるんだけど、あれは本当に自主制作だし、中の人は素顔の庵野監督だったし。 ジョワ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月07日 00時29分05秒
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