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カテゴリ:日常
昨日のニュースで 活字中毒R「マンガ文庫」の歴史と現状 」の記事を読んで思い出した事。
「第1次マンガ文庫ブーム」は良く覚えてる。丁度マンガに目覚めたばっかりだったので、何でも読んでみたい好奇心で片っ端から読んでみた。 漫画と同じ場所にはあったけど、版形が小さいので数が多いし、対象が青年向けだったので、子供にはちょっと難しい漫画が多く、すごく読みがいのあるものがセレクトされていて、まったく飽きなかった。 雑誌に連載されていても、罪悪感が強くあったから、子供にはそういった青年漫画雑誌に手を出すことは、まずできなかったので、そんな漫画があることすら、知らなかった。 子供の世界は本当に狭い。狭くて低くて暗い・・・。 最初は萩尾望都のマンガが読みたくて、本棚から取り出したのだけど、その表紙がなぜか漫画家本人のイラストではなく、絵画だったり挿絵だったりしたので、かきおろしのイラストが見られると思っていたのに、ニセモノだ!と憤慨した覚えがある。 あれは「文庫本」というフォーマットにまとめるためのデザインだったのだと、今では判るのだけど…。大人がマンガを読むなんて!(大人=18歳以上)という時代だったので、表紙がマンガでは無いのがありがたい、という意見をその後に見たこともあった。 だったら、最初から…カバーつけて読もうよ。 少女マンガが目当てで、このマンガ文庫本に手を出したはずなのに、気がついたら松本零二とか白土三平とか、そういう青年マンガの方に惹かれていったのは、やはりオタクゆえなのか。 とにかく当時の松本零二のマンガは、子供心には非常にエロチックでありました。 ベタ画面の中に、喘ぎ声の書き文字と女の手足が描いてあるだけなのに、非常にエロスでした。そりゃあ、商業少女マンガでは、キスするだけで大騒ぎするような時代だったのだから仕方ないね。 文庫マンガはその小ささで、「こっそり読む」ができるのが良かったかも。 かなり処分したけど、萩尾望都の「精霊狩り」だけは今でも大事に取ってある。私にとっては、コレと「キャベツ畑の遺産相続人」が、萩尾望都作品の中で一番好きなので。 でも同時収録の、空を飛ぶ少年が出てくる話は、(ハワードさん・・・だっけ?)私の超トラウマ漫画・・・。招待客が誰も来ない、という恐怖は味わったことがなければ笑い話なんだよな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月24日 01時05分05秒
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