忘れ物
「会社の規定では、一切さわるな。電話にも出るな。なんですけれどもね~」タクシーの運転手さんのとの会話です。タクシーに携帯電話を忘れる人が多いそうです。後部座席で「電話が鳴っている」というケースがよくあるそうですが、規定では出てはいけないのだそう…。個人情報云々…と言うことで、トラブルを避けるための措置。「とはいうもののね、観光客の人もいるし、早めに届けてあげたいんですよ~。だから私は出るようにしているんです。携帯を忘れた本人からの電話で、九州に帰る前に届けることができたケースもありますし、持ち主の友人からの電話で持ち主の奥さんに連絡が取れ、戻ったこともあるんです。少なくとも持ち主のことを知っている人からの電話ですから…」「もしお客さんが電話をどこかに忘れたらどうします?」「そりゃ、電話してみますね、自分の携帯に!」「そうだよね、それが普通だよね」「そりゃね、中にはどうして電話に出たんだと怒り出す人もいるようですが、そんなに悪い人ばかりじゃ無いんです…。会社で忘れ物を管理している部屋は電話がかなり鳴っていますよ…。でも出ない…。出てはいけないんです。そのうちに電池が切れて静かになるだけのことです」運転手さん、自分が会社の規定を破っていることをしているのだけれども、疑問だったのでしょうか。おじさんに聞いてもらって安心したかったのかな?ちょっと調べてみましたが、この規定はタクシーだけではないようです。なんだかなぁ~。