ＳＡＮＡの自己満ブログ

人生最大のピンチが先月発生した。



2/19日　朝の出勤時に何気にポストを覗くと、以前受けた市の乳がん検診の結果が届いた。
異常あり精密検査必要との事。
カテゴリー４


通知結果の内容を理解するのに数分かかった。
ガンだ・・私。
マジで。
なんで??
どうしよう・・・・
死にたくない・・・
とりあえず仕事に行かないと・・・泣きながら車に乗り込む。
仕事中も、その事で頭がいっぱいで、不安で、そう思うと涙が出てきて、
周りに気づかれないように必死で涙を抑えた。



帰宅後、すぐにパソコンを開き乳がんについて調べまくる。
カテゴリー４って悪性の乳がん疑い。
『あと10年は生きたい・・・せめて子供達が成人するまでは・・生きたい』
そう思っていると、涙があふれてきた。
馬鹿正直な私は黙っていられず、息子二人に入院するかもしれない事を伝えた。
次男は泣いていました。
長男は黙り込んでしまった。

ここは、心配させまいとするのが親なのかもしれないけど、
私は違う。
バツイチ、頼れる人は年老いた両親のみ。
ここは、息子達にもしっかり理解させ今後について話し合うべきだと私は思い、
現状を伝えた。
それでも、病名だけは言えなかった。




次の日、月曜日。この日は仕事が休み。
近くにガン専門の大きい病院があり、朝の八時半に予約の電話をするが、
三週間先との事。
三週間なんて待てないし。
仕方なく予約なしで診てもらえる勤務先の大学病院の乳腺腫瘍科へ受診。
受付の人。
軽く顔見知り。

視触診は特に異常なし。
市の検診も視触診は異常なしだった。
問題は、マンモグラフィーです。
これに写っていたのです・・・
地下にあるレントゲン室みたいな所でマンモグラフィー検査をする。
ちょっと前にバリウム検査した所の向かいだった。
結果は後日。

次の仕事が休みの日に合わせて超音波エコー検査の予約をして帰宅。


帰宅後、私は散らかっているチェストの中を整理する。
入院するとなると家を留守にするから、まずは整理整頓しないと。
身辺整理に近いものがあった。


夕方、息子達が帰宅するとすぐに、どうだった???
と聞かれる。

まだ結果が出ないから分からない。

この日から、息子達に家事を教える。
今まで、あまり家事をさせた事がなかった。
出来る家事といえば、食器類を洗う事と洗濯物の取り込みと洗濯物たたみ。
この二つは私が仕事の時は毎日手伝ってくれてた。


まずはなにを覚えさせようか・・と考える。
洗濯だ。
洗濯機の使い方から干し方。
息子達は、嫌な顔せずに覚えてくれた。
ごめんね・・・と伝えると、長男は非常事態なんだから大丈夫だと。


やっぱり、ただ事ではない状況であるという事が息子達も分かっていたのだと思う。

ついでに風呂のお湯はりと風呂掃除も教える。

2月23日
超音波エコー検査。
両胸を満遍なくエコーの機械が行ったり来たりする。
時々、止まって画像を保存している。
怪しいものが写っていたのかな???と不安に思うが、エコーを担当している方は
医者ではないので聞けない。
不安な気持ちが更に大きくなる。
結果は後日、マンモとエコー一緒に。

次の受診の日の予約をして終了。


段々、時間が過ぎると以外に落ち着いてきた。
『ラッキーじゃん。私。早期発見なんだし。』
『おっぱい。いらない。なくてもいいや。そんなものいらない。』

もし、医者が悪いところだけ取って乳房は残しまょう・・なんて事を言ったら、
私は『いりません。乳房を取る事で再発が防げるなら切除して下さい』
と、そう言おうと考えていました。


まずは結果がでるまではと思い、ここまで誰にも相談はしていない。


2月27日
結果受診の日。
混んでいたにもかかわらず、予定時刻に呼ばれた。

マンモグラフィーの画像を見ながら先生が、
『ないよ。悪いもの。ここに白いのあるでしょ』と画像の白い部分を指す。
『この白いのは乳腺の塊のようなもの』
『診断した医者が見間違えたんじゃないの』

そう言われた。

本来なら『やったーー!!!』と喜ぶ所なのに、私は呆然としてしまいました。
私の中では100％ガンだと覚悟していたから。
市の検診が誤診だったなんていわれるとは全く想定していなかった。
『あっ、そ、そうですか・・・』

病院を出たところで、実感がわいてきました。

私って、先走り。というか計画性めっちゃある。
よく考えてみな。
市の検診だよ。
しかも集団検診。
間違いって事もあるかもしれない。
そんな事も少しも考えず、そうなったと想定して、早々と行動に移してしまう。
性格なのか。マイナス思考?　プラス思考?
入院の予定日も勝手に考えていた。
三月は卒業式があるから、その後に。と・・。



あの騒動から約一ヶ月。
今じゃ、息子達は教えた家事などはやらず、生意気な口をたたいています。
それでもいいじゃん。
そう思うようになった。

そして、来年は高校生になる長男に県立高校に行ってもらいたいと強く思いました。
思うトコ、ソコかよ!!と思うかもしれないけど、自分がどうにかなってしまったら収入がなくなるのです。


息子達には私立高校に行かせてあげたいと思い続けてきたけど、少し考えが変わってきた。



これからも、一年に一度は子宮がんと乳がんの検診は絶対にします。
女性のみなさんもぜひ検診をお勧めします。