沢木遥の「幸せ力をつける練習日記」

気づけば職場復帰１０ヶ月。
このごろ、やっとやっと、ペースをつかんできたかんじだなあ。
めいっぱい、１年８ヶ月も休んじゃったから、ペース戻すのに
ちょうど半分、かかった計算。
休みって、取り戻すのに、休んだぶんの半分くらいかかるものなのかな？
夏休みとかで１週間休むと３日くらい頭がボーッとするもんなあ、はは。

育休中もいろんなことして、結構忙しかったけど、やっぱり
再びサラリーマンやるのは相当ブランクがあった。
電話が鳴って、「ハイ、週刊○○デス」と出るだけで、最初はドキドキしたし、
クレームなんかで、全身の毛穴が開くくらい慌てたり。
プライベートでも、子供の預け先探しやら、引っ越しやらで忙しくて、
体や心をこわしたり、ケガしたり。なんだか、ガタガタだった。

たった１０ヶ月なんだけど、ずいぶん長い歳月が過ぎたようにおもえる。

そんな濃い日々を越え、ふっと体が軽くなったような（体重は減ってないけど）、
すーっと風が吹き渡るような、すがすがしいきもち。

ひと皮むける、というのは、もしかしてこんな感じかもなあ、なあんてね。
・・・ちょっとだけ、ね。

で、いま思う、サバイバルの心得。

●がんばらない。だけど、ベストを尽くす。
●「申し訳ありません」。口では言っても、思わない。
●落ち込まない。速攻元気チャージ！
●ずぶとく、ずうずうしく、美しく。

かいせつ。

●がんばらない。だけど、ベストを尽くす。
……最初、「みんなに追いつかなきゃ」「迷惑かけないように」と、
がんばりすぎてしまった。それが失敗。がんばらないことが、
サバイバルの最大のひけつ。
で、好きな仕事、大事な仕事にはベストを尽くす。
そのほうがストレスが貯まらないんだな。

●「申し訳ない」と口では言っても、思わない。
子育て中は、「申し訳ありません」ということばかり。
「子供が病気しました、すみません」「どうしても
保護者会に出られません、もうしわけありません」……
いちいち全部「もうしわけなく」思っていたら、身がもちません。
「すみません」を言うときに自動的に「ありがとう」と頭で翻訳する。

●落ち込まない。速攻元気チャージ！
「あたしって、この職場ではやっかいものかも」
「また保育園のお支度で忘れ物しちゃった……」
しょんぼりすることが多いけど、ほっとくとどんどん落ちこみが
深くなる。深くなると、立ち直るのに時間がかかるので、
黄色信号が灯ったらすかさず、気持ちを切り替える。
人に話すとか、日記に書くとか、「言語化」するといい。
メシを食う、イヤホンで音楽を聴く、ヘアカット、服を買う、
エレベータを使わず階段で上る、なども有効。

●ずぶとく、ずうずうしく、美しく。
ハッキリ言って、これにつきる。
「かえるのつらにしょんべん」って、いい言葉だなー。
とにかく、自分のしごとを、自分のペースで、やりたいように。
神経は太く、太股は細く？　お肌のお手入れはしっかりとね。