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先日、千葉県柏市にある「ゆうび小さな学園」というフリースクールで、
教育シンポジウムがあり、お招きを受けてゲストとしてお話した。 テーマは「不登校生を持つ母親の素敵な生き方を” 母親たち対本人たちのジャンボ討論会」 不登校の子供たちと母親が本音を語り合い、 この学園に通う学園生たちが、演劇あり、手話&歌あり、 ダンスあり、笑いあり……の見事なパフォーマンスを見せる。 お母さんの話、子供たちの話、演技……それは素晴らしい時間だった。 みなさんのリアルなことばが心に響いて、何度も何度も涙がこみあげた。 あまりにも素晴らしいものだっただけに、 その場で私がお話した内容は、あれでよかったのだろうかと、 じつは、かなり考え込んでしまっている。 「不登校で心がいっぱいになってしまうお母さんたちに 女性の幸せな生き方について提案を……」 とお話をいただいたとき、わたしにできるだろうか?と思った。 だって、子育て経験もまだまだ浅い未熟者。 子育ての大先輩方を前に、何を語ってもえらそうになる気がした。 なので、あえて、不登校だからということに拘泥しすぎず、 家庭や子育てのある女性なら陥りがちなことと、 そして生活をハッピーでお得にできる具体的な方法のあれこれを 提案しようと考えた。 実際は、当日のやりとりにとても感動してしまったため、 つい自分の体験からの不登校感について話してしまい、 世の中へにたいする違和感は一生つきあっていくものだし、 それこそが今の自分の生きる原動力になっている、 むしろ違和感を感じるのは人として大切なことなんじゃないかと思う というようなことをお話し、 しまった、予定外のことをしゃべりすぎたと反省し、 慌てて当初予定していた 「すぐにできて幸せになれる具体的な方法」を 提案した……という流れだった。 でも、正直、 もしかしたら、 もしかしたら、今まさに子供の不登校に必死で向き合っているお母さんたちは、 もっとちがう言葉を期待されていたんじゃないか。 もっと話すべきことがあったんじゃないか。 そんな思いも残る。 学校や教育。 親と子の関係。 家族ということ。 仕事と人生……。 増えつづける不登校が、私たちに突きつけるメッセージはじつに重く、深い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.15 20:54:41
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