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沢木遥の「幸せ力をつける練習日記」

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2005.03.16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
子供が不登校になっても、無理やり学校に行かせようとしたり、
いろいろなアプローチをしないほうがいい……ということが、
最近の教育業界では、「定説」になっているらしい。

先日のゆうび小さな学園でのシンポジウムで、
不登校中だったり、過去不登校だったことがある子供たちの話を聞いたなかに、
無理やり引っ張られたり、親からなだめたりすかしたりされたことがつらかった、
という声がたくさんあった。

たしかにそうなのだろう。
うつもそうだけど、落ち込んでるときに、
「元気出して」「がんばれ」と励まされることほどしんどいものはないもの。

でも、毎日通学していた学校へ急に行かなくなる、というのは、
やはりイレギュラーなことだから、学校で何かあったんじゃないかと
心配して当然だし、サボってちゃダメな人間になってしまう、
ちゃんとしつけなくちゃと、厳しくしかることもあるだろう。

新しい教育論が出てくるたび、過去にそれとは異なる子育てを
してしまったことについて、親が悔恨に苦しむという構図は、せつない。

子育ては、理屈や実験、例証でできるもんじゃない。
生活や家族のカルチャーのなかで、本能やら習慣やらに引っ張られて無意識に、
感情むきだしでやってるもの。

私も、子供についしてしまったり、言ってしまったことで日々後悔したり、
反省したり、すまないとおもうことでいっぱいだ。

しかし、
先日のシンポジウムのなかでまた、こんな興味深いことがあった。

親の側が、「子供にこんなことをしてしまった」「思わずこう言ってしまった」と、
告白した行為を、子供側が「よく覚えていない」「忘れてしまった」と首をかしげ、

逆に、子供が親に対してしたことや言ったことで後悔しているということを、
親のほうが、「そんなことあったかしら? よく覚えていない」などと
話していたことだ。

人の脳は、とてもつらいことは記憶から消してしまう防衛作用がはたらくという。
そうなのかもしれない。そうでないかもしれない。

人はたった一人で生まれることはできないし、
だれの手助けも借りず大人になることはできない。
痛みや苦しみをまったく抱えない家族はないとおもう。
親と子、そして家族は、きっと、人生最大のカルマだ。

家族という修行のなかに、
神様が救いとして用意しておいてくれたもの。

それが、忘れてしまうということなのかも。

ごめんね。





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Last updated  2005.03.16 15:31:43
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