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先日、旅のことを書いたら、それを読んだ中学時代の親友が、
「ロシアからもらったポストカードを今でも大切に飾っています」 と、メールをくれました。 とても驚いて、とてもうれしく。 そうかあ、私、絵葉書、出したんだなあ。 そして、それをまだ大事にしてくれている人が。 ありがたいなあ。。。 と、しみじみとしました。 インターネットも、携帯電話もない、という時代には、 私たちが使える通信手段は、郵便か電話でしたが、 ロシアから日本への国際電話なんて、当時、学生の貧乏旅行では 考えられないものだったので (特別な場所からしかかけられず、1分4000円くらいしたと思う)、 郵便も、海外からは大きく「AIR MAIL」 ロシアからだと、たしか、「VIA ABIA」(Bが鏡文字みたいなやつで、 IがNの鏡文字みたいな字だったと思う) ちゃんと書いておかないと、船便に回されてしまうといわれ、 赤いペンで大きく書いて、 それでも、ぼろぼろの建物で、やる気なさそうにしている郵便局の職員に だいじょうぶかなあと不安になったりして、 でも、もっと不安なのは、自分が無事に日本に帰れるかということだったりして…… ちょっと、遺書めいた気持ちで、大事な友達に絵葉書を書いていたのを思い出します。 思えば、親も心配だったことでしょう。 娘一人、ぽーんとユーラシア大陸に飛び出して、1ヶ月以上、 電話もメールもなく、生きているのか、死んでいるのか、なんだもの。 (私が旅先から親に出した絵葉書は、私が日本に帰国して、ずいぶん経ってから 自宅のポストに到着しました・・・) そんなことを思い出していたら、 ああ、また、ふらりと遠い国へ行きたくなってきました。 そして、絵葉書が書きたくなりました。 揺れる夜行列車のなかで、 ほの暗い宿のランプの下で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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