カテゴリ:心
おばあちゃんが倒れた、
と聞いて、くらくらしてしまいました。 母が体が弱かったので、私が小さいころは、祖母にずいぶんめんどうを 見てもらったのです。 18で母を産んだ祖母は私が幼いころは、まだまだ若々しくて、 あんまり、おばあちゃん、という雰囲気ではなく、 母親がもう一人いるような感じでした。 いつのころからか、母の実家へ行くこともなくなり、 結婚してからは、自分の実家に顔を出すのもおっくうなくらいなので、 おばあちゃんとは、ずいぶん時間が空いてしまっていました。 こんなに”おばあちゃん不孝”な私なのに、こんなことになると、 小さいころのいろいろなことが、どんどん、どんどん、わき上がってきて、 どうしよう、おばあちゃんがしんでしまったら、どうしよう… とどきんどきんとしながら、 自分のなかの昔の記憶が鮮明なことに、ちょっと驚いています。 人は、呆けると、新しい記憶から忘れていくそうです。 子供のころの記憶は、ねばり強く残り続けるのだとか。 ふと、なにか浮かんできたら、どんどん深く潜ってみるといいかもしれません。 自分のなかの「原始脳」に、人生の秘密がありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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