カテゴリ:お仕事
だだっ広いフロアに大勢の人がワサワサ走り回っているような職場から、
こぢんまりとしたちっちゃなお部屋に来て数週間。 転職したみたい。というか、実際「職」種は「転」じたわけだから、 これも「転職」かな。 いろいろかわって興味深いけど、人との距離感のようなものがかわったのが おもしろい。 よく都会は人とのつきあいが薄くて、田舎は人間関係が濃いとかいうけど、 それは文化とか人間性の話じゃなくて、単純に空間と人数の……、 つまり「器の問題」だったんじゃないかなと思ってしまうな、 職場の引っ越しという人間実験のおかげで。 広いところに大勢いると、おのずとほかの人のやってることに関心が薄れてくる。 「おはようございます」という挨拶も、席の近い人にはするけど、 ちょっと離れた席の人は気づかないふりしちゃうし。 逆に、小部屋に少人数でいると、濃くなる。くしゃみ3回続けてしたら、 「風邪ですか?」と言われたり、 AさんとBさんが熱心になにか語り合ってるときに、つい、 「へえ、おもしろいですね」なんて口をはさみたくなったり。 さてさて、職場の人間関係の話。 もちろん、職場は仕事をするところなんだから、人間関係なんて、 二の次、三の次ではあると思う。無理に仲良くすることもないし、 ましてや悩むなんて時間のむだ。 今の環境を使って自分のやりたいことをどう実現するかに力を注ぐべき。 しかし、そこは人間だから、 人望のある人の意見は間違いなく通りやすいし、職場環境が良い方が 能率があがる。 どんな仕事もチームプレーなので、「雰囲気」やら「熱気」のようなもので業績がかわったりする。 仕事仲間とのコミュニケーションの取り方は非常に重要。 あ、いま気づいたけど、仲間って、仲に「間」を入れるから、仲間なんだ。1対1でなくて、複数形。人と人は3人寄ると真ん中に空間ができる、 といった人がいたっけ。 どんなふうに間を取ったらいいのか。同じ空間で仕事をするわけだから、 殺伐としたぎすぎすした雰囲気もなんだし、 かといってべたべたなれなれしいのも困りものだし。 ほどよく気にしない、ほどよく気を遣う、といったところか。 その良いツールが、「さりげない無駄話」。これをどうこなすか。 「合わないな、こいつ」と思っても、さりげない無駄話を上手に重ねていくと、 職場の雰囲気は確実に良くなるし、 職場で「感じのいい人」になると、いいことがたくさんある。 さりげない無駄話の内容は、あくまで、「どうでもいいこと」。 簡単に相手がこたえやすいように質問系にするのもいい。 「外、雨、まだ降ってました?」 「あれ、髪形変えました?」 「年末調整、もうやりました?」 「お昼、いつもどこで食べてます?」 それから共感。 「お忙しそうですねえ」 「そのセーター、いいですねえ」 「今日の会議、長くて疲れましたねえ」 次は、自分をちょっと出す。それも間違っても自慢話でなく、「ちょいドジ」系で。 「このごろ太っちゃったんですよ」 「このあいだ、書きかけのデータをうっかり消しちゃって」 「昨日、久しぶりに同窓会があって、飲み過ぎちゃって」 こんなところが、初級編かな。 注意点は、 さらっと切り上げる、長々話してはダメ あけすけに身の上話を語らない 子供や配偶者など家族の話は盛り上がるテーマだが、人を選ぶので親しくなるまでは慎重に 下ネタはもっと慎重に 同僚や上司の悪口は避ける。ただし、みんながひどいと思っている上司(なるべく上のほう、役員や社長)なら意外に良かったりする、くれぐれも、明るく軽く言うこと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.17 11:50:48
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