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アラビアの特派員帰りで、アラビア文化や社会についての本を書きたいという人を紹介された。紹介者やいろいろな関係の人も集まり、軽い飲み会に。
お酒とともに話が脱線し、有名な「アラブの4人の妻」の話題になった。 4人妻がいるとして、何番目の妻が一番幸せか? 妻の立場として考えるなら、一番格上は、もちろん第1夫人、日本語で訳すと「本妻」だろう。 しかし、本妻って嫁姑、婚家との問題がいろいろあって結構たいへん。 盆暮れ正月、年中行事に、法事。 男(跡継ぎ)を産めのプレッシャー。子供を産んでも、始終夫のきょうだいの子供とできを比べられ・・・ぶるぶる。 日本ですらこんなにうっとおしいんだから、親戚関係が濃そうなアラブではめんどくさそう。やだやだ、第1夫人なんて。 と言うと、「やけにリアルですねえ、体験談ですか?」と聞かれてしまった。 どきっ! では、第2夫人はどうか? これもまた微妙。ちょっとがんばれば本妻になれそうな愛人的存在。寵愛を競って、本妻と年中バチバチしてそう。「なんでこの女が本妻で、あたしが2号なのよっ!」。 先に男を産んでやれっ、みたいにへんに張り切っちゃったり。。。 とすると、第3夫人は? これが一番良さそう。本妻と愛人との確執を尻目に、自由に、マイペースでいられる。3人きょうだいの末っ子みたいな。おしゅうとめも、本妻と第2くらいまではうるさそうだが、3号にもなると、だめ妻でも「ま、いいか」と、たまったホコリも見逃してくれそう。 本妻、二号さんの下で卑屈になりそうなところだが、第4夫人よりはまし、という変なサラリーマン的格付けもあるし。 やっぱ、第3夫人でしょっ! なるなら第3夫人! どうすか? 元アラブ特派員は、 「おもしろいですね。でも、ムハンマドが最も寵愛したのは、第1夫人と、第4夫人だったそうですよ」だって。 第1は年上の姉さん女房、第4はうんと若い妻だったそうな。 それって、男の願望そのまんまやんっ! 最初の恋人はおねーさま。おやじになっての愛人は若いねーちゃん。 逆ならまだしも、ムハンマドもフツーの男だったんだな、ちぇっ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.14 01:10:08
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