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日本のメーカーが頑張って世界のナンバーワンになってもらいたいのですが・・・。
また ウインドウズが日本に入って来たときに 日本のソフトが有ったにもかかわらず アメリカの圧力でダメになった事がある。 日本は本気で力を合わせれば アメリカくらいには負けないと思います。 インドに負けてしまうかも・・・・? 最初からいっちゃ悪いが、Cellのうさんくささというのは、IBM、東芝、ソニー・コンピュータエンタテインメントの3社連合という、その枠組みに現れている。Cellを担ぐ会社が立派であるから、きっとCellは凄いもので、いろいろなところに使われて大成功するのだろう、と思ってしまうのは「取りあえず」間違いだろう。大体、連合して鳴り物入りで始めたプロセッサで、共同開発の枠組みのまま、つぎ込んだリソースに見合った成功を収めたものがあるだろうか。連合により大きなリソースを動かせるのは事実であるが、半面、それぞれの会社の思惑というか利益を保ちながら折り合いを付けてやっていく大変さもある。ビジネス的には個別でやる方がよっぽど動きが速い。それでも連合しないとできないのは、すでに先端マイクロプロセッサの開発そのものが巨大な開発投資を伴うリスクの大きすぎるものになってしまった、ということであるのかもしれない。 連合してのマイクロプロセッサ開発について、IBMは実はかなり経験豊富である。IBMという巨大さと、半導体部門の相対的な規模の小ささ、その割にハイエンドに特化した非常に高い技術力のアンバランスさが、IBMをして、そういうプロジェクトに走らせるバッググラウンドになっているように思われる。すでにお家芸といってもよいかもしれない。MotorolaとPowerPCを開発しただけでなく、こういう協業に一番不向きそうなIntelとも組んで一時期x86プロセッサを開発したこともあるくらいだ。作ったものの性能はそう悪くはないし、個性的ですらある。またPowerPCなど、ビジネス的にもそこそこ成功している。IBMの半導体部門的にはハッピーそうだが、いつもプロジェクトの当初に存在している短絡的な世間の過大な期待とはギャップがあったものである。 Cellには、PlayStation 2に搭載されているエモーション・エンジンの「次」の展開を考えたいソニー・コンピュータエンタテインメントと、超大型商品であるエモーション・エンジンの「次」もぜひ製造を続けたい東芝と、単独ではリソースの負担とその売り先に不安のあるIBMのそれぞれの思惑と同床異夢が透けて見えるように思われる。でも、これは筆者のやっかみかもしれない。 東芝なんかは、社内にマルチメディア向けのほかのアーキテクチャも持っていたはず。そういえばIBMとMotorolaが組んだときも、Apple Computerへのマイクロプロセッサの供給を続けたいMotorolaと、Motorolaの68Kに依存しつつも新しいIBMのPowerプロセッサに興味を示すApple、Macへの新規参入の障壁を下げたいIBMという3社の思惑が合致しての構図であったように記憶している。Appleをソニー・コンピュータエンタテインメント、Motorolaを東芝に置き換えれば、Cellの構図になるのだろうか。そういえばそのコアは、またしてもPowerアーキテクチャ・ベースである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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